2012年1月23日月曜日

2011年度後期 キャリア・イングリッシュⅠb 授業記録(旧ブログより移転記事)

学期末レポートについて
TOEIC対策はこの授業の受講だけで全てが行えるものでは決してありません。皆さん一人一人がこの授業の受講終了後も、自律的な学習を進めながら少しずつステップアップしていく必要があります。その土台作りとして学期末試験に代わるレポートを課題とします。

・教科書p.184~p.209のうち任意の10問(小問1つを1問と数えます。Part 6は大問1つで4問、Part 7は大問1つで4~5問と数え、Part 5~7のいずれかの形式で計10問)を選び、教科書のページ番号や問題番号をきちんと明記した上で、それぞれが正解・不正解になる理由を解説してください。また、意味が分からない単語を調べる作業や、必要箇所を和訳するなど、各自に必要な学習を行うこと。

・分量はA4サイズで5ページを上限とします。様式は自由。市販のレポート用紙等を利用して、必ず手書きで作成すること。(教科書本文データ以外の内容をワープロで作成することは、このレポートでは一切認めません。)

・教科書をコピーしたものをレポート用紙に貼り付け、そこに書き込むなどの方法を採ってもかまいません。教科書内容のPDFファイルを (*** 著作権上の都合により非公開 ***)に置いておきますので、パソコンでこのページを開き、学内等のプリンタから出力することで、コピー費用の負担をなくすことができます。(この用紙に直接書き込んで提出してもかまいません。)

・表紙は不要。1ページ目の上部には必ず「履修時限」「担当者名」「学生番号」「氏名」が分かるようにきちんと明記すること。

・完成次第、授業時の提出も可能です。これ以降に提出する場合は、人文語学事務室(7号館8階)前に用意されるレポートボックスに提出して下さい。(レポートボックスに提出する場合は、くれぐれも時限・担当者を間違えないよう注意すること。)

・その他、提出に関する指示を随時授業中に行います。レポートボックスへの提出期限は2月1日(月)13:30です。



第15回(最終回) 1月23日(月)3/4限
・出席はカードリーダーにて
・本日のメニューは「75分間でPractice Test101-200」「授業アンケート講評」「学習アドバイス」の3本立て。
・75分間の問題演習のやり方は自由。ただし私語禁止。できるだけ何も見ずにやってほしいが、辞書を見ながら解くことが有効であると各自が判断するならば見ながらやってもよい。どうしてもやる気が出ないなら仕方ないから学期末レポートの準備でも、という形でスタート。
・質問をオンラインフォームから受け付け、中間モニタを使って文字で回答。
・適宜、中間モニタに学習アドバイス等を掲載していった。内容は以下の通り。

[1時間集中してTOEICの学習をするときのメニュー]
1.とりあえず一人で頑張る
2.問題を解けるだけ自力で解いてみる
3.辞書を使いながらやった方が有効だと思うなら無理せず使う

[1時間も集中できない!!という人のための練習メニュー]
・1問ずつ自分で解説を書いてみる。そして休憩、を繰り返す。

[問題を解きながら考えてほしいこと]
1.解けない問題はどれか?
2.それが解けない理由は何か?
3.どうしたら解けるようになるか?

[目標は何か?]
TOEICのスコアアップか、総合的な英語力のアップか?
別々に考えた方がよい場合と、勉強法を工夫して両方伸ばせる場合がある!!…かも!?

[まとまった分量を学習した後の自己チェック]
1.どのように取り組んだか(自力?辞書を見ながら?その他?)
2.苦手なPartはどこか?
3.集中力を持続させることができたか?

[学習アドバイス]
1.辞書と時間があれば問題は解けるか?
  解けなかったらそれは多分、文法の理解が足りない。
2.教えてもらわないと解けない問題はどれくらいあるか?
3.(特にPart6/7で) 辞書を使わないと分からない単語の割合は何パーセントぐらい?単語の意味を前後の文脈から推測するには少なくとも95%以上の単語が分からないと無理。


第14回 1月16日(月)3/4限
・小テスト20分。ただし早く終わった者は解答用紙を回収し、学期末レポートの準備、学習記録用紙(2)の仕上げ、授業アンケートへの回答など、静かにしていれば何をしていてもよいことにした。
・教科書のPractice TestのListening問題を実施。しかし100問を一気に解答するには集中力が続かない者もいることを想定し(ほぼ全員?)あらかじめリスニング問題のスクリプトも配布して、自力で解答してもよいし、スクリプトを見ながら解答してもよいということにした。
・リスニング問題に回答している途中に折を見て中間モニタに「自己チェック」と「学習アドバイス」を表示させた。「自己チェック」は 1. どのように100問に取り組んだか?自力?スクリプトを見ながら?その他? 2. 100問を集中力を切らさずに取り組めたか?Part 1/2/3/4で脱落?最後まで集中できた? 3. 今後どのようにリスニング学習をやっていくか?なるべく具体的な学習法を考えよう。 4. 次回TOEICを受けるときにリスニング問題を100問中何問正解したいか? の4つ。「学習アドバイス」は 1. スクリプトを読めば内容が理解できますか?(読んでわからないものは多分聴いてもわからない) 2. 再生速度を落としたら理解できますか?パソコンソフトOkoshiyasu2などで試してみましょう。 3. 英語の音変化のしくみはわかっていますか?「この単語とこの単語がくっついたらこんな音」とか。
・次回、最終回。同様に教科書のPractice Testのリーディング問題を100問やってみる時間とする予定。


第13回 12月19日(月)3/4限
・出席はカードリーダーにて。
・学期末レポートの案内をプリント配布して説明。
・授業アンケートの依頼。
・質問カードへの回答。
・学習記録用紙(2)の提出方法について再度説明。
・長文問題の学習方法をいろいろと紹介。この1年間で紹介してきた方法を総まとめ。(1)普通に問題を解いて解説を聞く/読む。(2)例文集を見ながら勉強 (3)日本語訳を先に読み(読み上げられるものを聴いて)内容をイメージし、そのあとで英文を読んで、同じ内容がイメージできるかどうかを判断。もしこれがうまくいかないのなら英文を読む力が何か足りない。 (4) Phrase Reading Worksheet を使った練習方法(第11回参照) (5) 英文と和訳を比べながら英文中の分からない単語を和訳から探し出して同じ通し番号をつけて線を引いていく(第12回参照) (6) 英文と和訳を比べながら英文中の分からない箇所を文単位で探し、該当箇所を和訳から探し出して同じ通し番号をつけた線を引いた上で、なぜこの英文がこの意味になるのかを考える。分からないところは文法や構文の理解が不十分なので質問する(今回新たに説明)。今日はこの(6)の新たに説明した方法を中心に、3限、4限とも5題を同じパターンで進めていった。
・手順は「英文と和訳を比べて読み、分からない英文に下線を引く。(3分程度、グループで相談しながらも可)」→「英文読み上げを聴く(自由な方法で)」→「問題の解説」→「振り返り時間と次の英文の英文と和訳を比べる作業」
・英文と和訳を比べて読む作業でも、ついつい辞書を引いてしまう者も少なくないようだが、今日は意味が取れない英文もなるべく和訳と比べて、可能な限り文法的な判断からそれぞれの単語の意味をつかんでほしい旨を説明。たとえば provide the body with nutrients that stimulate the immune system という箇所が「免疫系を刺激する栄養素を体に補給する」という日本語訳になることがわかったとして、それぞれの単語の意味がどう対応するか読み取れるかを確認してほしかった。このような練習から provide ... with ... にも注意が向けられるだろうから。
・次回、年明け1回目の授業になってしまうが小テストを予定。範囲は今日の授業で終わったところまで。また、教科書のLesson 7の残りの部分は次回、問題部分の和訳等もプリント配布することにし、小テストのあとは教科書巻末のPractice Testのリスニング問題100問に取り組み、答え合わせをしてから今後のリスニングについての目標設定を考えさせる予定。


第12回 12月12日(月)3/4限
・質問カードへの回答。
・前回の学習記録用紙を返却。隣近所の人と交換してクイズを出し合い、成果を評価する活動を15分弱。評価基準は今回の学習記録用紙にあるように「A このまま同じような勉強を続けたらスコアアップすると思うよ。多分。」「B もうちょっと勉強が必要じゃないか?」「C ヤバい。ヤバすぎる。(否定的な意味の方。念のため。)」の3段階。これに加え、他人の学習記録用紙と比べてみての自己判断として、自分の学習記録用紙が復習しやすく上手にまとめられていると判断すれば○、ちょっと書き方がまずい、あるいはあまり復習しやすくないようであれば△、全く不十分であると判断すれば×をそれぞれ名前の横に記号で書かせた。
・このあと、学習方法についてのいくつかのアドバイス。忘却曲線と復習のタイミングの話を説明。「ピンポンパンポ~ン。お書きになった英語は現在使用されておりません」なんてことにならないよう、適切なタイミングで復習すること。また、学習記録用紙には「これなら解ける!絶対間違えない問題!」として、確実に内容も理解しているという問題のページ番号と問題番号を最低10個(最大20個)書く欄を設けておいた。
・今回からはPhrase Reading Worksheetは配布しないが、あらかじめ問題の和訳(本文部分のみ)を配布してある。問題を解いてくることを宿題としていたが、やっていない者もいることを配慮し、「和訳に目を通す」→「英文読み上げを聴く(自由な方法で)」→「書画カメラで英文を提示しながら、重要単語などの説明を行う」→「問題の解説」→「振り返り時間」という流れで進めていった。ただし「振り返り時間」も数分程度しか与えなかった。これは教室で学習した内容をすぐに学習記録にまとめて終わりにするのではなく、教室では教科書で意味の分からない表現に下線などを引く作業だけを課し、あとで学習記録用紙にまとめさせることで少なくとも復習を別のタイミングで行わざるを得ないように仕込んでおいた。
・結局、3限は大問4つ分、4限は大問5つ分しか進まなかった。ちょっと進度的には遅いが、来週はスピードアップして5つ~6つ程度は進めたい。終わったところまでを年明け1回目の授業での小テスト範囲とする予定。
・今回の学習記録用紙は次回以降に提出を求めることにするが「これなら解ける!絶対間違えない問題!」の欄が10個になった者から提出を受け付けることを告知。10個になるまで必要な学習を各自、プリントの余白を使ってまとめさせるということにした。「ポケモンゲットだぜ!」、改め「絶対間違えない問題、ゲットだぜ!」を目標に各自努力してほしい。


第11回 12月5日(月)3/4限
・出席はカードリーダーにて。
・前回の学習記録用紙を今回も使う。希望者にはもう1枚用紙を配布して書かせる。ワープロ文書として作成してもよいことにした。
・Phrase Reading Worksheetで配布した4つの大問の英文で、特に当該クラスの受講生には知っておいて欲しい単語や熟語などを、Phrase Reading Worksheetの左右の対応箇所に印をつける作業(あとで縦四つ折りにした学習で特に重点的に学習すべき箇所の目印として)を書画カメラで説明しながら行ったあとで、英文を音読。ここでは各自が好きな方法で聴くように指示。(何も見ないで、上を見ながら、下を見ながら、教科書を見ながら、プリントを開いて、プリントの左側だけ、プリントの右側だけ。)続いて各設問のすべての選択肢の解説。そのあとで5分程度の振り返り時間を設け、学習記録用紙に記入させた。このサイクルを4セット実施。
・振り返り時間では各自の手元にある学習記録用紙に必要なことを自由にまとめさせるなどの作業。
・本日の最後に学習記録用紙を回収して終了。次回までに何らかの評価を書き込み、名前を隠したものを書画カメラで提示し、他の人の学習方法を紹介してから用紙を返却。隣近所の人とクイズを出し合うなどの活動を予定。
・次回はPhrase Reading Worksheet形式ではないので、大問6~7つは進む見込み。日本語訳を参考にしながらでもよいので、教科書の問題を予め解いておくことを宿題として指示。
・授業進度の都合上、Part 7の小テストの実施を予定よりも1回遅らせ、
12月19日1月16日に行うことにした。[←書き間違えた]しかもうっかり3限の学生にはこの点を告知し忘れた。来週改めて伝えなければ。(この授業記録を見てくれている人もそれなりにいるようだが。)教科書Lesson 7のMini-Testはスクリプト配布のみ、あるいは冬休みの宿題となる予定。


第10回 11月28日(月)3/4限
・前回の小テストの返却。なぜか返却しわすれていた9月末の課題が出てきたので、個別にホチキス止め。
・学習記録用紙を配布。次回の終了時をめどに回収するものとして。今回からは書き足りない場合は別紙の添付や、パソコンで作成した文書での提出も可ということにした。どういうことになるか来週が楽しみ。
・教科書Lesson 6 Mini-TestのPart 7形式の問題について、「問題を解く」→「答え合わせ」(ここまで先週分)→「日本語訳を読み上げる」→「英文を読み上げる」→「個々の設問の解説」→「振り返り」の順番でシングルパッセージとダブルパッセージを各1題。「英文を読み上げる」場面では事前に聞こえてきた日本語訳と同じようなイメージが英文を読みながら、聴きながら頭の中に浮かんでくるかという意味で、セルフチェックを目的とした練習を行った。大問ごとに5~7分程度の振り返り時間を設け、学習記録用紙への記入などを行わせた。
・教科書Lesson 7に入って、Vocabulary Checkの解答とPhrase Reading Worksheet 4種類、Lesson 7 Exercise末尾までの全ての和訳を配布。(プリント計6枚)
・Vocabulary Checkの欄を宿題にしていたので、これが記入できているかどうかをチェックして巡回。きちんとやっている者には「おっけい合格」のはんこを押した出席カードを配布。そうでない者には通常の出席カード。各自、確認作業中に授業アンケートへの教員コメントについて紹介。
・Vocabulary CheckのBの英文の意味をざっと説明。
・Phrase Reading Worksheetでは4つの学習方法について説明。(1)後戻り読みをしないようにする訓練として利用 (2)左右の同じ意味の単語・表現のところに同じ線や記号を書き、単語リスト作成の代わりにする (3)縦4つ折りにして英語→日本語の意味を言えるかどうか。(4)縦4つ折りにして日本語→英語の意味を言えるかどうか。
・来週までの宿題として両面2枚半のPhrase Reading Worksheetについて4つの学習方法を試してみること、また該当箇所の問題に解答しておくことを指示。


第9回 11月21日(月)3/4限
・Part 6の小テスト。
・教科書Lesson 6のMini-Testのリスニング問題をPart 1からPart 4を続けて実施。今回は再生速度は変更なしで2回。2回聞いた後でスクリプトを配布し、5分程度の自己チェック。その後、書画カメラでスクリプトを映しながら解説。オンラインでの質問受付は随時。
・授業時間中にネット上の辞書サイトは自由に利用させているが、辞書代わりにオンラインの翻訳ツールの画面を常時出している受講生が数名いた。使い方に気をつけさえすればまったく価値がないとは言わないが、TOEIC対策という場面で辞書代わりに使うのはあまり好ましくないので、代わりに英辞郎の利用を推奨しておいた。
・解説後にさらに3分程度振り返り時間を設け、その後さらに15分、教科書のp.132まで各自実施。辞書・例文集などの参照は自由。
・答え合わせをしてからPart 5形式の問題のみを解説。
・次回までの宿題としてLesson 7のVocabulary Checkのプリント。


第8回 11月14日(月)3/4限
・10月17日に回収した課題、10月24日の小テスト、11月7日の出席カード兼学習記録用紙を個別にホチキスで止めて返却。近所の人と見せ合ってお互いにクイズを出させるなど。
Googleドキュメントのフォーム機能で作成したオンライン出席カードに記入。質問項目は「受講時限」「学生番号」「氏名」「小テストおよび返却された2回分の課題を見直しての感想等を自由に記して下さい。(これまでの学習の反省、周囲の人の返却物と比べての印象、今後に向けての目標設定など)」「自己分析:TOEIC Part 5 および Part 6 の問題を解くために不十分だと思うスキルと、それを補うために今後取り組むべき課題等について自由に記して下さい。」「次回、Part 6 の小テストを行います。16点満点です。目標点数を記して下さい。」の各項目。
・全員の回答が出揃った時点で学生番号と氏名欄を隠して一覧表示してコメント。
・10分間時間をとり、教科書Exercise範囲を演習。すでに終わっている者は来週の小テスト範囲を自由に学習。質問カードへの記入も推奨。
・答えあわせと解説、質問への回答。
・Lesson 6のPart 6形式の問題範囲の例文集音源を流し、同じ時間で音読できるか、あるいは理解できるかなどを各自で学習。
・授業アンケートを実施して終了。
・次回、小テスト。


第7回 11月7日(月)3/4限
・出席カード兼学習記録用紙としてA4両面の様式を配布。内容は「学習記録(学期末レポートに向けて):以下の枠内をノートの代用として自由に利用しなさい。練習問題の回答と答え合わせ、辞書等を使って調べたこと、問題を解くためにポイントとなる箇所などを自由にまとめなさい。扱う範囲はp.114~115およびp.118~p.124とします。ページ番号、問題番号等も明記すること。」および「自己分析 Part 6 を解くために不十分だと思うスキルについて自由に述べなさい。」
TOEIC対策授業でのノートの取り方や学習記録のまとめ方、発展学習に活かすためのメモの取り方が不十分な者もいることを念頭に、まずはTOEIC Part 7のポイントを3点、板書で説明。これをそのまま書き写す者も多数。
・Part 7の内容理解問題では本文と設問で同じ表現は出てこないため、言い換え表現をいろいろ覚えることが最初のポイント。具体的には教科書の175番の問題では takes cash only が本文では no checks or credit card accepted となっていることを紹介。
・長文を先に読むか、先に設問を読むかについて、自分なりの考えを紹介。シングルパッセージの問題はダブルパッセージのものよりも英文の難易度が高いため、先に設問に目を通した方が本文理解の手助けになる可能性があること。逆にダブルパッセージのものは英文の難易度は低いため、本文から読んでもわかる可能性があること。ダブルパッセージのように英文が長いものは最初からあきらめてしまう者も多いが、逆に読みやすいこともあるので、英文の長さは気にしないようにすることを指示。
TOEICの受験当日のアドバイスとして、Part 5 → Part 6 → 181~200 → 153~180 の順で回答すると良い。ダブルパッセージまでたどり着かずに時間切れになる受験者が多いが、英文の分量は多くても内容は易しいので、先に回答するようにする。
・以上のような内容を説明したあとでダブルパッセージの問題を1題解説。5分の振り返り時間。このときに教科書Lesson 6の範囲の解答プリントを配布。今回は宿題にしていないので自己チェック用。
・15分の自習時間を設け、教科書Lesson 6の範囲を自由に行う。辞書や例文集の参照可。
・最後の15分程度でTry and SeeとTry and See Againのみを解説。Exerciseの解答は授業用サイトに掲載。次回はこの範囲とプリントで配布した前期範囲のPart 6形式問題の復習を質問受付を中心に実施予定。再来週に小テスト。プリント範囲は次回までの任意学習素材。
・出席カード兼学習記録用紙を回収。内容をチェックしてから来週返却予定。


第6回 10月24日(月)3/4限
・Part 5形式の小テスト20問 10分程度
・教科書p.109-110の「Mini-Test」(テストではない)のリスニング範囲。ナチュラルスピードでPart 1からPart 4まで通して1回聴き、2回目は85%に落とした速度で聴く。そのあとでスクリプトを配布し、5分程度の振り返り時間。Part ごとに解説しながらもう一度聴く。
・解説後にも振り返りの時間+Part6/7の練習問題を行う時間として、15分程度の自習時間。オンライン質問カードに寄せられた質問には画面上でWord文書に入力して回答。一部の質問は口頭で回答。
・最後の15分で答え合わせを行い、解説。いつものようにダブルパッセージの長文は次回送り。


第5回 10月17日(月)3/4限
・出席はカードリーダーで記録。授業開始時に前回の宿題を回収。
・提出された宿題用紙は名前の欄を後ろに折り曲げて、書画カメラで提示しながら寸評。前回の寸評を受けて、大多数の学生は記述内容に大きな改善が見られた様子。
・3限は前回説明する時間が足りなかった112~120番を説明し、5分程度振り返り時間。その間にオンラインフォームで質問を受け付けた。4限はここまで前回で終わっているので、振り返り時間のみを長めにとった。(しかしここで大量の質問が投稿され、その回答に長い時間を割くことに…。)
・教科書のExercise 121~140番を辞書・例文集など参照自由で15分間で実施。終わっている者は簡易e-learning問題等も自由に実施。Moodleサイト上に模範解答一覧を掲載。
・121~140番の解説。解説中も自由に簡易e-learning問題や関連事項の自由学習も可とした。また、解説した内容からさらに踏み込んだ内容などの質問カードも随時受け付け、教卓でモニタリングしていた。
・次回、小テスト。p.95~p.108の範囲から20題。


第4回 10月3日(月)3/4限
・出席はカードリーダーで記録。授業開始時に前回の宿題を回収。
・提出された宿題用紙は名前の欄を後ろに折り曲げて、書画カメラで提示しながら寸評。今回は記載内容で評価を変えることは行わないが、まとめ方は人それぞれ。この用紙をあとで見て自分自身の復習になるような形でまとめてもらうのが理想的。
・同様のプリントを次回までの宿題として配布。指示内容:「教科書p.95~p.108から任意の3問以上(量より質を重視しますが、たくさん書いたほうが高評価です!)を選び、それぞれの問題の解き方を自由にまとめて提出しなさい。問題を解くために必要な知識(単語・熟語・文法・和訳など)についても記すこと。他人に説明するような書き方が望ましい。個別の記入欄は設けないが、ページ番号および問題番号を明記すること。必要に応じて裏面も使うこと。」提出期限は次回授業開始時。
・前回説明する時間が足りなかった18~24番を説明し、5分程度振り返り時間。その間にオンラインフォームで質問を受け付け。
・教科書のExercise 101~120番を辞書・例文集など参照自由で15分間で実施。121番以降も自由に進めてよい。15分後に自己採点するために、Moodleサイト上に模範解答一覧を掲載。
・自己採点後、簡易e-learning問題の紹介。MCG(http://www.oit.ac.jp/ip/~kamiya/mcg/)で教科書の問題を簡易e-learning形式にまとめたものを共有ディスク上においておき、自由に利用してよい旨を説明。解説を聞きながらでもよいし、解説を聞かずにもう一度問題を解いてみてもよいことにした。
・3限は101~112まで解説して時間切れ。やはり授業開始時の先週の宿題への寸評はクラス人数が多いと時間がかかる。4限は101~120まで解説終了。


第3回 9月26日(月)3/4限
・前回の質問の残りを解説。20分程度。
・宿題にしていたVocabulary Checkの解答をプリントで配布。各自が答え合わせしている間に教室内を巡回し、宿題をやっている者とやっていない者に別々の出席カードを配布。
・前期範囲のPart 5形式の問題24問をまとめたプリントを自習用として配布。
・教科書Lesson 5のTry and See / Try and See Again を連続して解答させる。10分間計測。その後5分程度延長。
・教科書を忘れてきた学生は本時の後半は何もできない状態なのでペナルティとして出席カード右上端を破棄。
・解答を板書して自己採点。出席カードの裏面に正解数を書かせる。
・後期末レポートに向けた学習記録用紙を配布。指示内容:「教科書p.95~p.102から任意の3問を選び、それぞれの問題の解き方を自由にまとめて提出しなさい。問題を解くために必要な知識(単語・熟語・文法・和訳など)についても記すこと。他人に説明するような書き方が望ましい。」提出期限は次回授業開始時。
・実施範囲の解説を行う。学習記録用紙に書き込みながらも可。本時終了時に提出があったものは受領。
・p.101の18番まで解説終了。


第2回 9月19日(月)3/4限
・授業開始直後に http://goo.gl/0pac7 の形式のオンラインアンケートを実施。2回以上の提出も可能とした。質問の仕方として「この英文のここが分からない」「この単語についての詳しい解説を」「この問題の答えはなぜこれなのか」を例示。
・復習状況および前回の自由課題として指示した内容をもとに解説を希望する箇所についての希望調査。授業終了時点での質問・コメントの最終確定件数は3限が64件(出席40名、ひとり1.6件)、4限が38件(出席22名、ひとり1.7件)。それぞれ重複する質問も多かったが、リクエストの多い箇所を重点的に取り上げて解説。
・漠然とした質問ではなく個別的具体的な質問を中心に解説。質問内容から個別的具体的な質問ができていると判断した者にはポイント上乗せ。3限29名、4限15名。
・解説できた件数は3限が47件(73%)、4限が36件(95%)。
・授業終了後に http://goo.gl/lcjYU の形式のオンラインアンケートを実施。ひとり1回ずつ回答を求めた。無記名なので重複回答の可能性もあるが、今回のように最初に質問を集め、リクエストがあった箇所を説明するという授業形態を今後も希望するかどうかを4段階スケール(1:いいえ、4:はい)で調査。3限は (1) 2件 (2)7名 (3)20名 (4)6名、4限は (1) 1件 (2)3名 (3)10名 (4)2名。おおむね好評といえる結果か。同様の方法を3週間に一度くらいは取り入れる計画で考える。
・宿題として次の章のVocabulary Checkのプリントを配布。

省察
・提出は授業開始後20分でほぼ全員が提出したが、授業時間後40分~50分経ってから提出した者数名の授業前半の取り組みがやや気になる。
・クラスサイズが大きいと全員の質問に回答しきれない。オンラインでの回答や、翌週に持ち越す必要あり。
・可能であれば授業時間中に2回目の質問提出などもできるように配慮したい。


第1回 9月12日(月)3/4限
・Webシラバス内容、シラバス追加事項、後期の目標について説明。
・前期の授業で扱った範囲から抜粋した50問をプリントにまとめたものを使い、解答させる。リスニング問題は再生速度をオリジナルよりも10%落としたものを利用。約14分。リーディング問題は約25分間とり、自由な方法(辞書参照可)で回答。終了後、中間モニタに正解一覧を提示して自己採点。
・辞書サイトを利用している学生の検索中の単語などを教卓でモニタリングし、どういう単語を辞書引きしているかを手書きでまとめた。
 学生が調べた単語: conference, remodel, provide, refer, hidden, neither, serve, extra, worth, rearrange, immediately, demand, indicator, policy, remark, trail, consider, alternative, inflation, suitable, reaction satisfied complaint, stiff, either way, criticized, directed, transaction, beverage, follow, drug, interact, location, suitably, neighborhood, quite, appearance, hurt, durability, maintaining, traction(順不同)
・自己採点が終わったらオンライン出席カードに入力。質問項目は「学生番号」「氏名」「リスニング正解数」「リーディング正解数」「夏休みにどのような英語学習を行ったか、自由に記入して下さい。」「後期の英語学習に関する目標を、自由に記入して下さい。」「この授業に関する要望があれば、自由に記入して下さい。」
・半数程度の学生がオンライン出席カードを提出した段階から、学生番号と氏名欄を隠して中間モニタに提示。みんなの回答をみんなで眺めながらコメントを挟む。要望欄に書かれている質問にはその場で回答。
・上記の辞書引きした単語の一覧を書画カメラで提示し、辞書引きした人が調べた単語はこんな感じ、辞書引きしなかった人、この辺の単語、大丈夫?というような問いかけ。その後、単語の意味だけをざっと解説。
・リスニング問題のスクリプトとリーディング問題の和訳(抜粋)をプリント配布。
・リスニング問題の一部について、リスニングスクリプトを見ながら再生速度をオリジナルの速さに戻したもので聞く。
・次回までの自由課題として、わからない単語に印をつけてくるなど。

2012年1月19日木曜日

2011年度後期 ベーシック・イングリッシュIb 授業記録(旧ブログより移転記事)

第15回 1月19日(木)1/2限
・期末試験30分間。中間試験の時と同様に、開始10分前に試験中に参照してよい資料プリント(教科書コピー)を配布し、自由に書き込みを行ってよい旨を指示。実質8分程度しかなかったが、各自いろいろな資料から転記作業に勤しんでいた。本当はそういう作業を一切しなくても自力で受けてほしいところだけれど。そして案の定、ヤマがあたった者はそんなに多くなかった。今回は答案と一緒に、この書き込みを行ったプリントも回収(こちらは無記名)したので、あとでゆっくりどんなヤマを張っていたか分析してみる予定。
・授業アンケートの講評を行う予定だったが、教室から授業アンケートの教員用サイトを開くことができず、説明することができなかった。こちらからのコメントは学生用サイトからも見ることができると思うので、そちらで参照してもらいたい。
・工学部2年次の英語科目についての説明。
・最後の質問コーナー。1限は「キリスト教の国のクリスマスはどんなんですか?」「メリークリスマスではなくグッドホリデーと言うのはなぜですか?」「日本では正月におせち料理を食べますがアメリカでは何か特別なものを食べるのですか?」「アメリカに留学するのならどこの州が一番良いですか?」「なぜアメリカの高校は私服通いが多いのですか?」「日本以外で英語を勉強する国との教育方法の差はありますか?」「アメリカ人がかたことで日本語をしゃべると面白く聞こえるけど日本人がかたことで英語をしゃべると面白がられますか?」「TOEICで点を取るために、単語の次は何をすれば良いですか?」「アメリカはなぜ中東で戦争し、今も戦争しているのですか?」「cabとtaxiは何が違うんですか?」「パチンコ店の名前の前には必ずといっていいほどParlorという言葉がついているんですが、どういう意味ですか?」「英語圏では英語以外の言語を教育に取り入れているんですか?」「昔の高校の授業では筆記体で書く練習があったと聞いたんですがそれは本当ですか?」「英語では表現しづらいことはありますか?」「先生は学生の時、ノートを作られたらどれくらい保存されてましたか?それともすぐ捨ててましたか?」などの質問に回答。(ちなみに最後の質問の学生時代のノートについては、今も自分の研究室にほぼ全て置いていて時々参照することも!)2限は「英語は一つでたくさんの意味を持つ単語がありますが、アメリカ人はそれを一瞬で判断しているんですか?」「おすすめの外国映画は何ですか?」「アメリカ人の視力は高いんですか?」「外国でお年玉はありますか?」「スペイン語は簡単と言われたけど本当ですか?」「なぜ11はoneteenとかではなくてelevenなんですか?」「なぜアメリカでの距離の単位はメートルではなくてマイルなのですか?」「海外に冬に行くとしたらどこの国がおすすめですか?」「大学入試のために学んだ文法や大学で学ぶ文法は英会話に使えるんですか?英会話を聞いていると使っているとは思えないです。」「batteryとcellの意味に違いはありますか?」「発音記号に使われる記号は何語をモデルにしているのですか。それともオリジナルですか?」「なぜ英語は疑問文でクエスチョンマークをつけるのですか?」などの質問に回答。


第14回 1月12日(木)1/2限
・英語で理科の4回目。単語が難しかったかも。脊椎動物、無脊椎動物、ほ乳類、は虫類、両生類、肉食動物、雑食動物、幼虫、さなぎ、孵化、冬眠、受精…などなど。こういう単語を英語から日本語だけではなく、日本語から英語でも言えるかな?(自分もとっさに出てくる自信はないけど…)
・発音コーナー最終回は日本語で意識しない母音の無声化が英語を読むときの日本語なまりとして残ってしまう例について紹介。Chicago, city, beautiful, hospitalをそれぞれシカゴ、シティ、ビューティフル、ホスピタルと並べて書き、それぞれを何度か音読してから無声化の仕組みを説明。日本語では他に学生、受付、明日(あした)、靴下、ネクタイ、菊の花、カシスソーダを単語レベルで取り上げた後、「菊池さん、好きです、つきあって下さい。」と「下北沢の喫茶店で菊池室長の好きなネクタイにカシスとシチューが付着」をおふざけフレーズとして紹介。これを全く無声化せずに読めばいかにもロボットの合成音声、あるいはコテコテの大阪弁に聞こえるという話を紹介。その後で英単語のリストの方にPicaso, participate, institute, architect, occupation, reputationを追記して繰り返し発音練習。
・教科書コーナーもまともに説明できるのは今日が最後。この1年間、教科書をどのように進めたか、どういう学習方法を取り入れたかをUnit 1からもう一度ざっと確認。そして「自己チェック:英語力を振り返るー単語の意味さえ分かれば英文が読めるか。和英辞典があれば知っている構文で英文が書けるか。」 をテーマに学習アドバイス中心の「遺言」を少々。いくつかのトピックを扱ったが、例えば名詞句のあとの動詞の過去形らしきものがある時に、それが動詞の過去形なのか、それとも過去分詞の形容詞的用法なのかを後戻り読みしないで判断するためのコツなど。
・日本文化発信のテーマは日本語。こちらも最後なので、個々の発音、イントネーションなどを少し丁寧めに練習。最後は多くの学生が元気よく発音練習に取り組んでくれて良かった。


第13回 12月22日(木)1/2限
・英語で数学が前回で終わったので、今回と次回は英語で理科。この2回のテーマは生物。この解説の中で出てきたinjectという単語の説明から語源の話に広げていき「アルク 語源辞典」の紹介。
・発音コーナーは「んの謎(2)」として、前回の続きの3つを紹介。実際に発音してみる時間を取り損ねたのは失敗か。
・教科書コーナーとして、本来は先週やるべきだったのにうっかり忘れていたUnit 10の英借文の続きの文を考えるという課題の中から一部の回答を選んで書画カメラで提示。限られた時間であり、また細かいところまで書画カメラで提示しつつ内容を添削していくのは難しい。いずれ別の機会にでも英作文をしっかり学んで欲しいところだが、それに対応できる授業は工学部にはないのが残念。
・続いてUnit 11のPhrase Reading Worksheetの階段式プリント。今日のテーマは「上から順番に頭の中で映像を動かす」練習。まずは右側の日本語訳をざっと読んで内容を頭に入れる。次に1行ずつ日本語を読んで、順番に頭の中で映像を作っていく練習。そして同じことを英語でもできるかどうかを確認しながら、そのレベルにたどり着くために必要な学習方法などを紹介し、必要な範囲での解説を行った。英語が苦手な学生は与えられた英文を日本語に訳すことができないことに苦手意識を感じている場合が多いような気がする。そうではなく、Phraseひとつでも頭の中でイメージできるものが増えればそれで学習は成功していることになるので、小さなステップで頑張っていって欲しい。同様の学習を既に階段式プリントで配布している別のUnitでもやってほしいし、この科目が終わってからも、追加で用意するUnit 12以降のプリントで自由に学習して欲しい。
・日本文化発信のテーマはHoliday。内容と絡めて持ちネタを2つ。1つはcelebrateの意味をヒット曲"Can you celebrate?"のイメージでとらえるなという話。(どんちゃんさわぎするぜ~!イエ~イ!!)もう1つは御神輿は英語では「持ち運び式神社」の話。「3回目読み」の時の元気がなかったのは残念。


第12回 12月15日(木)1/2限
・英語で数学の10回目。5問中3問は英文を読んで数式を立てるのがちょっと難しい問題だったかも。毎回5問のシリーズは今日で終わりだが、冬休みの暇つぶしということで32問を集めたプリントを配布しておいた。学年レベルは小1~高3なので幅広いが、自分自身も解き方を忘れた問題も出している(もちろん和訳ならできる)。工学部の学生なら何とかやってくれるだろう。英語さえ読めれば。
・発音コーナーは例年だと2回に分けて扱うものをくっつけ、「なにぬねのの謎」と「んの謎(1)」。これまでの謎シリーズでだいたい想像がつくのだが、「なにぬねの」の中では「に」だけが仲間はずれ。つまり「なぬねの」はナ行の音で最初の子音は[n]だが、「に」だけは本来はニャ行の音と言うべきで、子音は[ɲ]。日本語話者はneat, knee, knit, Nick, newの語頭を日本語の「ニ」[ɲɪ]で発音しがちだが、これを[ni]で発音するようにしないと日本語なまりが残ってしまうという話。[n]と[ɲ]の区別は舌が上あごに当たる面積の広さで意識するように指導。[ni]は「渋い音」で発音すると良い。続いて「ん」には7種類の音があり、そのうちの4種類を紹介。例に使ったのは[m]は「ちゃんぽん、せんべい、あんまん」、[n]は「タンドーリチキン、ウィンナー、メンチカツ」、[ɲ]は「あんにんどうふ、こんにゃく」、[ŋ]は「とんかつ みたらしだんご」と、全て食べ物シリーズ。(全て神山孝夫著『脱・日本語なまり』から借用)このような話からネイティブでも無意識に区別して発音している音があり、外国語として本当の意味でネイティブと同じ発音をするには相当意識的にならなければならないという話につなげた。そして英語ではGood morning.は音声的にはGoob morning.になっているという話で今日の発音コーナーを終了。
・教科書コーナーとして、まずはしばらく本文の音声を聴く機会がなかったので、2課分まとめて「英語の文字を見ながら聴く」ように指示。そのあとで自分自身のリスニング学習の体験談と1000時間ヒアリングマラソンの話。そして現在企画を進めている「多聴マラソン」の紹介。続いてPhrase Reading Worksheetの利用と絡めて、直読直解とリスニングの基礎力養成のため、Unit 10または11の本文をスラッシュリーディングで読むように指示。グループで話し合ってどこで区切るかを考えさせるつもりだったが、あまり盛り上がらなかった様子。Unit 11のPhrase Reading Worksheetは原点回帰で英語1列のものにし、右側を埋めてくるのを宿題とした。でもクリスマスプレゼント(?)ということで宿題チェックは行わない宣言。どれだけの学生が宿題をやってくるかが楽しみでもある。
・日本文化発信ではようやくクリスマスの話題。2週間も飛んでしまったので、なかなか調子が取り戻せなかった様子。音読も毎週練習しないとダメだなあ…。


第11回 12月8日(木)1/2限
・英語で数学の9回目。学年表示は消えたが小4~中2程度の内容。英文を数式に起こすことになかなか慣れない者も多い。正確に読む訓練をしてほしいところ。英文が読めれば式を立てるのはそんなに難しくないはずなので。
・発音コーナーは「はひふへほの謎(2)」。「はひふへほ」「ばびぶべぼ」「はぴぷぺぽ」と並べて書き、前回の復習を少ししてから「はひふへほ」に濁点をつけたら「ばびぶべぼ」の音になるわけではないことを「か/が」「さ/ざ」「た/だ」の対応関係を絡めて説明。つまり「ぱぴぷぺぽ」に濁点をつけたのが現代日本語の「ばびぶべぼ」の音になるという話で、「ぱ゛」という形でようやく本来の濁点による無声音と有声音の対立になることを紹介。また「母には二たび会ひたれども父には一たびも会わず」という室町時代のなぞなぞを示して考えさせ、答えが「唇」であるというところから、p > f > h と音が変化した話に結びつけた。途中でロドリゲス「日本語小文典」の話も紹介。今日は英語の発音というよりも日本語の発音の常識を覆すという意味での音声学ミニ講義のような形だったが、少しぐらい関心をもってくれただろうか?
・教科書コーナーとして前回のUnit 9の英借文の続きの11番から15番まで。今から思えばこのプリントの内容を少々欲張りすぎたのはちょっと失敗。計15問は多かった上、オリジナル英借文の問題を考えることを明示的に示しておいたため、かなり時間がかかってしまった。幸か不幸かオリジナル英借文の課題に取り組んだ学生がごくわずかだったので、短時間で済ませることができた。(喜ぶべきか悲しむべきか…)Unit 9はこれで終了とし、教科書の問題等は解答をプリントにして配布。
・Unit 10は今日初めて階段式のプリントと英借文のプリントを渡し、7問の英借文にしたら分量的にちょうど良かった。しばらく時間をとってから前に書きに来させ、添削。今日は1限・2限とも前回よりも参加者数は多かった様子。Unit 10では「アメリカで黒人がタクシーを拾おうとしても運転手は避けてしまう」というテーマの英文だが、この前半部分からの借用で登場人物の差し替えと若干の構文の変更を施し、ストーリー仕立ての英借文7題とした。そしてストーリーの続きを英文で出席カードの裏面に記入させて終了。次回はこの中から面白いものを選んで、書画カメラで提示しながら寸評の予定。
・やはり今日も日本文化発信を扱うことができなかった。時間配分のミス、というかUnit 9で教材を欲張りすぎたミスとも言える。
・英借文は今日でおしまい。来週からあと3回の授業はもう少しリーディングの方に目を向け、教科書の音読などの練習も絡めながら進めていく予定。


第10回 12月1日(木)1/2限
・英語で数学の8回目。前回よりは良くできている感じ?次回からは学年表示が消えるので、見た目でちょっと難しくなるかも?
・久しぶりの発音コーナー。今日、学生に伝えたかったことは he は日本語の「ヒー」ではないということ。ただこれだけ。しかしこれだけの話を伝えるために15分ほどいろんな話を絡めて説明した。テーマは「はひふへほの謎(1)」とし、「はひふへほ」「ha hi hu he ho」と縦に板書して、サ行の時と同様に仲間はずれを探すところから。「はひふへほ」の子音のうち、本当の意味でハ行と言えるのは「はへほ」だけで、「ひ」は「ひゃ行」、「ふ」は「ふぁ行」と言うべきという話。そしてIPAによる表記を示し、WikipediaからIPAの表を提示。「声門→硬口蓋→両唇→声門→声門」と調音点が変わっていく話。最後に、前回の発音コーナーで示した she と sea の話と絡めながら、he は日本語の「ヒ」のように硬口蓋摩擦音で出すのではなく、喉の奥の方から出さないといけないという話で締めくくった。1限の学生からのコメントに「渋い発音」とあったので、良い表現だと思って2限ではそのように説明した。これから年度末までの予定は「はひふへほの謎(2)」「なにぬねのの謎」「んの謎(1)」「んの謎(2)」と続いておしまい。2回ほど飛んでしまったので、Good morning. が Goob morning. と聞こえる話とか「Chicagoをシカゴと発音したらヤバい話」は紹介できないだろうからここでこっそり書いておく…う~ん、でもやっぱり日本語の無声化の話はどこかで触れておきたい…。
・月初めの恒例の質問コーナー。今回は中間テストを挟んだので実質2回分の授業で寄せられた質問への回答だったが、意外にどちらのクラスもなかなかホネのある質問が寄せられていた。その一方で本来の趣旨である「言語・文化・教育に関する質問」の趣旨に合わないものも少しずつ増えている様子なのだけれど。1限で回答したのは「外国人はなぜ髪の色が違ったりはげている人が多いのですか?」「英語字幕日本語音声と日本語字幕英語音声ならどちらが勉強になりますか?」「日本語でも人によってイントネーションが違う言葉がありますが、英語でもそのような言葉はあるのですか?」「虫をとる網のことを何て言いますか?『たも』って言いませんか?」「海外で『ドラッグストア』という言葉を使ったら『麻薬店』という意味と思われるのでしょうか?」「ネイティブのcan'tとcanを長い文章の中で聴くとどちらもcanに聞こえてしまいます。聞き取るコツはありますか?」「1つの英語の文章を何回も繰り返し読むことによって英語の力は大きな伸びを期待できますか?」「アメリカの方々のイメージは全員タイピングが早いように勝手に思っていますが、実際どうですか?」「外国で働いている時にその国で自然災害が起こったときに日本は何か保障してくれますか?」「キリスト教や仏教には死後の世界の考えがありますが、他の宗教にも死語の世界の考えがあるんですか?」「なぜバレーボールにはプロリーグがないのですか?」「日本ではクリスマスは盛大にやるのにハロウィンはそれほど盛り上がらないのはなぜですか?」および教科書内容に関する質問が1件。2限で回答したのは「日本語訳されたハリウッド映画でしゃべっている口は英語なのに日本語吹き替えであまり違和感なく見れてます。これはちゃんと訳せているんでしょうか?」「こんなに寒いのに温暖化なのですか?」「日本以外に食べ物をおはしで食べる国はありますか?」「大学の間にTOEICで何点とったら就職に役立ちますか?」「日本語が共通語にならないのですか?」「どうして肯定文や否定文、疑問文で形が変わる単語があるんですか?」「近隣の国が日本に抱くイメージではだいたいが「勉強・仕事のしすぎ」「礼儀正しい」といったイメージがあるようです。確かに昔の日本は勉強しすぎというのは日本人である私も思っていましたが、今の日本はそこまでのように感じません。近隣の国が抱くこういったイメージは固定観念なのでしょうか?」「アメリカでも右利きが多いですか?」「大学で韓国語を学びたいです。なぜこの大学には韓国語の授業がないのですか?」という質問。結局1限も2限も、ここまでで授業時間のうちの60分を使ってしまった。
・本来は先週やる予定だった英借文15題がテストの解説により順延となっていたが、結局10題しかできなかった。5問ずつ最大3名までという形で学生に書かせて添削をするというスタイルは30分で10問が精一杯というところ。ボランティアを募ったところ、1限は少々出足が鈍かったが、クラスの約半数が参加してくれた。2限は最初から好調な滑り出し。次回この残りの5題をやり、次のUnitの本文を使った英借文をその場で配布して回答させ、同様にボランティアを募って書かせるという形で進める予定。
・残念ながら日本文化発信を行う時間はなかった。テーマが「クリスマス」なので、もう少ししてからの方が雰囲気が出て良いかも。


第9回 11月24日(木)1/2限
・英語で数学の7回目。高校レベル(とはいっても1次方程式まで)の出題が2問に増えたが、英文を読んで式を立てるのがまだ難しい者も少なくない様子。例えば If you subtract 46 from the product of 3 and a number, you get -10. Find the number. と The sum of the least and greatest of three consecutive integers is 30. What is the middle integer? という問題。辞書の利用は認めているので、こういう問題が解けないとなると、その原因は何だろう?
・中間テスト返却。1限も2限も平均点はほぼ7割。返却のみにして新しいところに入る計画にしていたが、採点していて特に英作文問題(教科書本文をつなぎ合わせて作る英借文問題や、本文からそのまま抜き出すだけで正解という問題がほとんど)の部分が怪しい学生が少なくなかったので、計7問の英作文問題のそれぞれの設問の模範解答を示した後で、主に部分点がついている者の解答のうち、添削希望者を問題ごとに募って教員卓のパソコン画面上に入力していき、中央モニタで1件ずつコメントを挟むという形の解説を行った。1限も2限もクラスの半数近い者が参加してくれた。参加特典の平常点加算が効いたのかもしれない。解説の仕方として、文法エラーの場合はどこをどう直せばよいかという指導が中心に。また、英文としては正しいが与えられた設問の解答としては間違っているという場合はそれぞれの日本語訳を書き添えることで考えさせた。
・わずか7問の解説だけで1時間弱もかかってしまったが、たまにはこういうのも悪くないかも。しかし授業進度的にはもうこれで予定通りに進められそうになくなってしまった。
・今日の「贈る言葉」として、「英作文は『型』を覚えよう。『型破り』はかっこいい。『型崩れ』はかっこわるい。」と板書。多くの学生の書いた答案は「型崩れ」の場合が多いことに気づいてくれたなら幸い。
・2限のみ若干時間が余ったので、本来今週までの宿題として課していたプリントに取り組むように指示していたが、あまり事前にやってきていない印象だったのが残念。次回はいかにも英作文的な授業として、5問ぐらいずつ3名ずつボランティアを募って板書させ、添削するという形の授業形態になりそう。いかにもライティングの授業という感じだが、Phrase Reading Worksheetの階段式2列プリントを事前に配っているので、英語が苦手な学生にも参加しやすいのではないだろうかと期待。
・発音コーナーはできなかった。先週もできなかったのがちょっと気がかり。
・日本文化発信として「チップ」の話題。このプリントの内容も英語でまとまった分量を話したり書いたりするための『型』として活用してほしい。


第8回 11月17日(木)1/2限
・中間テスト。試験開始5分前に問題・解答用紙とは別に配布する英文資料(試験範囲の教科書本文)のプリントを先に渡し、5分間だけ自由に書き込みをして試験中にこの用紙のみ参照してもよいということにしたら、みんな必死でいろいろと書き込みをしていた。ヤマがあたった学生、そうでない学生が分かれた模様。試験時間は30分。
・英語で数学(6)を実施。徐々に「算数」ではなく「数学」に近づいてくる。今日の最後の問題は「球の表面積」に関わる文章題を英文で。このプリントは次の試験範囲にも含める。
・続いて先週途中までしか進まなかったプリントの残り部分を解説。ここは次回の試験範囲には含めないことにした。
・最後に日本文化発信。今日は少年犯罪について。ちょっと難しい単語が多かったかも。
・発音コーナーは行う時間がなかったので1回飛ばした。
・次回までの宿題:Unit 9の階段式2列のプリントを見ながら英借文のプリントを埋めてくること。


第7回 11月10日(木)1/2限
・学園祭と祝日の関係で2週間も間が空いてしまったが、授業の組み立てはいつも通り。
・「英語で理科」では辞書をせっせと引くように指示。辞書なしでこの問題が解けるくらいならこの授業に来る必要なし、というレベル。前回同様にたくさんの専門的な単語が出てきた。扱った単語は insulator / electric current / integrated circuit / transistor / vacuum tube / light beam / sunspot / opaque / translucent / transparent / force / acceleration / friction / inertia / velocity など。次回から英語で数学に戻る。
・発音コーナーは「さしすせそ」の話。英語の発音と日本語の発音を比較するという場面を念頭に置くならば、この「さしすせそ」の中でひとつだけ仲間はずれがあるという話から。正解は「し」で、日本語の子音も sh の音で表記される。小学校以来「さしすせそ」はサ行だと習ってきたはずだが、あれは大嘘で、「さすせそ」だけがサ行、「し」はシャ行というべき、という話。続いて英単語で s / sh のミニマルベアが出てくる単語を紹介。下品であることを予め断りつつ、sea - she / sit - shit / city - shitty / sit down - shit down という定番のネタで練習。「おふざけフレーズ」は『絶対発音力』より「しんけんに こくはくしたら しかとされ」「しんかんせん しんおおさかまで していせき」で練習。
・月に一度の質問コーナー。1限は「四季の存在を知らない国ってありますか?」「ハロウィンの時フリーズをプリーズと聞き間違えて射殺されたのは本当ですか?」「今の社会に英語は大きく関わってきますが、他に必要になりそうな言語はありますか?」「歯が抜けている人は発音できるんですか?」「人間の価値は何で決まりますか?」「中国はなぜ黄砂が多いのですか?」「宗教が世の中にある理由って何ですか?」「日本のアニメや漫画が外国人に注目されていますが、なぜ最近になって注目されるようになったのですか?」「なぜ黒人は足が速いんですか?」「アメリカとカナダの銃社会についてですが、アメリカでは射殺事件がたくさんおこっているのですが、カナダではまったくと言っていいほど起こっていません。なぜですか?」「学校や大学で習ってきた英文はどれも日本語訳すると丁寧語になっていますが、英語の丁寧語と友達と話すような軽い感じの言葉に違いはあるのですか?」「しっかり読むことと速く読むことならどちらを優先すべきですか?」という質問に回答。2限は「アメリカでは学校で何語を勉強するのですか?」「日本の食べ物が一番おいしいとよく日本人は言いますが、外国の人も自分の国より日本の食べ物の方がおいしいと感じるのでしょうか。」「日本の企業で英語を公用語にしているところがありますが、先生はどう思いますか?」「英和辞典の良いアプリを教えて下さい。」「なぜカルテはドイツ語で書くことが多いのですか?」「ハングル文字はローマ字のように母音と子音がくっついて成り立っているそうですが、それだとローマ字のみで文章を書いているのと同じで読みにくくはないのでしょうか。どこで区切れるのかなどは読めば分かるのでしょうか。」「他の国からみて日本はどういう国として見られていますか?」「英語の単語が覚えられなく、中学レベルの単語しかわからないです。英文を読むには文法を勉強するより単語を覚えた方が良いですか?何語ぐらい覚えれば良いですか?」「先生が先生になって一番嬉しかったことは何ですか?」という質問に回答。昨日の時点でどの質問に回答するかはだいたい考えてきていたが、回答内容はほぼ即興。
・来週の中間テストについて告知。昨年の試験問題を書画カメラで提示し、どういう雰囲気の試験問題になるかを説明。出席カードに各自がとれそうな予想点を書かせてみたらなかなか面白かった。
・教科書の続きとしてp.42のDefining Practiceの問題の語群、定義文の和訳をWordファイルに入力しながら説明。
・前回配布したUnit 8の英借文のプリントの1番から5番までを解説。
・最後の日本文化発信は麻薬についての話題。
・授業アンケートを行う時間がなかったので来週行うことになるが、来週は中間試験。試験のあとでアンケートやりたくないなあ。試験問題をもっと易しくせよというようなコメントが続出したりして!?


第6回 10月20日(木)1/2限
・いつもの「英語で数学」に代わって「英語で理科」。4種類用意しているので、今回・次回と年度末の最後の2回分として実施予定。1限の環境工学科の学生からは英語で数学よりも面白いという声が多数届いた。一方、2限の空間デザイン学科の学生からは否定的な意見が多かった。例年通り、学科によって好き嫌いがある様子。内容が物理と化学に関するものだったから余計にそうだったのかも。
・発音コーナー(6)θとθ゛(ðの代わりにθに濁点をつけたものを利用)θ---θ゛---θ---θ゛---...というように交互に発音させ、舌の先がくすぐったくなる調音点を探させた。続いて板書した あθ いθ うθ えθ おθ  あθ゛ いθ゛ うθ゛ えθ゛ おθ゛、あθあ いθい うθう えθえ おθお あθ゛あ いθ゛い うθ゛う えθ゛え おθ゛お θあ θい θう θえ θお θ゛あ θ゛い θ゛う θ゛え θ゛お を使って練習。「おふざけフレーズ」はオリジナルのものを思いつかず、『絶対発音力』に載っている「じかんわり ぜんぶずれてて ずっこけた」と「かぜひいて つくるぞうすい あじもなし」で練習。
・教科書コーナーはここ数回と同様に、オリジナル英借文を提出させてそれをもとに授業を進める形を考えていたが、本日回収分は少なかった。前回の残りを数問と、授業者が作ったものを数問で実施。その後、Chunking Practiceの音声を聴いてから音読し、教科書p.41の問題の解説を行った。p.42の説明から次回。1限・2限とも、Unit 8にまたがるオリジナル英借文を数名が提出しているが、やや不足気味なので急遽、昨年に作成したUnit 8用の瞬間英作文・英借文のプリントを印刷してきて配布。これを次回までの宿題とした。
・日本文化発信は高齢化社会の話題。だんだんと慣れてきたため上手くなった点と、やり方に慣れてきたため新鮮みが薄れたのか、もとのカタカナ読みの発音に戻ってしまう点の両方がみられた。
・今日の自己評価も90分全体でどの程度学習ができたかについて。0%~100%で出席カードの欄外に記載させた。
・学園祭と祝日のため、2週間もこの授業が飛んでしまうのは残念。11月10日に7回目の授業をして11月17日は中間テストを行う予定。少々間があいてしまうが、何とか中間テストに向けて努力してもらいたいところ。


第5回 10月13日(木)1/2限
・授業開始時の配布物に加え、希望者のみオリジナル英借文の記入用紙を配布。提出者にはポイント加算。発音コーナーの終了時に回収。
・英語で数学(5)小5~中2レベルのものを5問。学年レベルが上がると文章題の英文もややこしくなるのか、正解率がやや下がり気味なのが気になる。英文的には易しい内容なのだけれど。
・発音コーナー(5)r / f / v の復習としてカタカナエクササイズで radio, real, rock'n'roll, food, knife, fight, video, voice, victoryを実施。やはり語頭の子音で「気合いを入れる」のは忘れがちな模様。その後、澄んだthの音の出し方を練習してから、板書した あθ いθ うθ えθ おθ あθあ いθい うθう えθえ おθお θあ θい θう θえ θお θθθあ θθθい θθθう θθθえ θθθお を使っていろいろ練習。次にカタカナエクササイズの欄の続きに thank you, healthy, athlete を追記して同様に練習。「おふざけフレーズ」は「さようなら せんせいみなさん またあした」と「そんな そうさは しりません」。最後に 「Thank you 3-3-7拍子」として、手拍子を打ちながら実施。(Thank you, Thank you, Thank you / Thank you, Thank you, Thank you / Thank you, Thank you, Thank you, Thank you Thank you very much! )
・教科書コーナー。提出のあったオリジナル英借文を教卓パソコンのWordで入力しながら添削など。2限は最初に回収した際に5枚しかなかったが、追加で募集したところ、40分の予定時間で使えるだけの十分な分量が集まった。Phrase Reading Worksheetのいろんな所から抜き出した内容をつなぎ合わせたオリジナル英借文が提出されたが、異なる文脈に移した時の時制や単複の修正などを忘れている者が多かったような印象。次回もUnit 7の範囲でオリジナル英借文を募集するが、Phraseの種類を増やすため、Unit 8の日英2列形式のプリントも配布した。次回はこの範囲からもPhraseを使って良い旨を指示。
・次回までの宿題として教科書のChunking Practice~Defining Practiceと、Unit 8のプリントに目を通してくること、また希望者のみオリジナル英借文を考えてくることを指示。
・日本文化発信(5)Season。1限も2限もちょっと声が小さめだった。
・通常は「今日の自己評価」は日本文化発信のコーナーのみを対象としているが、今日は90分全体でどの程度学習ができたかを自己評価。0%~100%で出席カードの欄外に記載させた。87%とか97.5%とか61%とか、中途半端な数字を書いた学生を捕まえて小一時間問い詰めたい気分。


第4回 10月6日(木)1/2限
・英語で数学(4)小4~中1のものを5問。
・発音コーナー(4)f の復習と v の導入。fa fi fu fe fo va vi vu ve vo / affa iffi uffu effe offo avva ivvi uvvu evve ovvo / af if uf ef off av iv uv ev of で練習してから「Englishあいうえお」のカタカナエクササイズの要領で ビデオ video, ボイス voice, ボランティア volunteer で練習。その後で アイラブユー I love you. とユーラブミー You love me? を追記。「おふざけフレーズ」は前回の2つを復習したあと「ばいきん べたべた ぶんぼうぐ」「バイキンマン ビビッて自爆で バイバイキーン」で練習。その後に追記した「イクラちゃ~ん」「は~い」「イクラちゃ~ん」「バーブー」を使った対話練習( r / f / v に置き換えて)はヤヤウケ程度?
・月に1回の質問コーナー。各クラス15分程度。1限の質問は「英語圏以外で最初に英語を教育に取り込んだ国はどこですか?」「外国に行って困ったことはありますか」「ひらがな、漢字、カタカナなど複数の種類の文字を使うのは日本だけですか?」「外国人が発音しにくい日本語はありますか?」「TOEICの勉強法を教えて下さい」「竹島はどうして今のような問題になっているのですか」「アメリカ人の名前で○○ジュニアというのがありますが、あれは本名ですか?例えば父親が亡くなった後でもジュニアのままですか」「人間が生まれたのは一緒の時期なのになぜギリシャなど西洋の人たちは昔から頭が良かったのですか」「今まで英語で会話していてこういったつもりなのにこう聞き間違えられたという経験はありますか。また、それは何を何と間違えられましたか」など。2限は「英語をなぜ勉強しなくてはいけないのですか?」「TOEICの点数を上げたいです。まず何からしたらいいでしょうか」「日本語と全く同じ文法の言語はありますか?」「犬小屋って犬寝る→kennelなんですね。偶然ですか?」「英国の人は口の動きで言葉を理解するのか、相当耳がいいのかどちらですか?」「中国や韓国の方は英語の発音がとても上手な方が多いですが日本人は日本語読みが多いと思いました。文化の違いでしょうか」「日本では犬の真似はワンワン、カエルはゲロゲロと言いますが、外国でも犬はワンワン、カエルはゲロゲロと言うのですか」「日本の歌には英語が出てきますが外国の歌に日本語が出てくることはありますか。」「英語が書いてあるTシャツを着たりしますが、日本語の書いてあるTシャツを日本人が見るとちょっと不思議です。そんな漢字でアメリカの人も英語のTシャツを見ると不思議な感じがするのでしょうか?」など。中には意味不明なものや、「トンデモ」な質問もあるが、即興で思いついたことを回答。
・教科書コーナー。前回からの宿題としてUnit 7のPhrase Reading Worksheetの日本語→英語埋めを指示していたので、その解答例として階段式で作成したプリントを配布して自己チェック。その際に巡回しながら宿題チェックを実施。宿題をやってきた者の出席カードに「おっけい合格」のはんこを押印して回る形式。区切る箇所等について質問を受ける。5分程度の確認作業のあと、本文音声を1回通して聴く。ここでは英語または日本語の文字を見ながら聴くように指示。次回の授業を学生から寄せられたオリジナル英借文をもとに組み立てることにしているため、オリジナル英借文を作りやすいような表現を階段式のプリントから10個程度探し、サンプルを紹介。次回の授業開始時に希望者に提出させ、それをもとに授業を行う。
・日本文化発信(4)テーマはWater。いつものように3回読む練習。だんだんうまくなっていく印章だが、今日の自己評価として、過去4回の練習で自分の発音が上手になったと思う者はA、あまり変わらないという者はB、まだまだという者はCを出席カードの欄外に記入させた。きちんと数えていないが、AよりもBが若干多い程度。


第3回 9月29日(木)1/2限
・前時終了時に自由課題として指示したオリジナル英借文の提出を希望する者に用紙を配布。1限は提出者なし。2限は5名程度。
・英語で数学(3)小3~中1レベルのものを5問。小3レベルのName the next five odd numbers after 29. という問題で34と答えた学生がどちらのクラスも5名程度いる。oddをaddと勘違いしたのだろうか。仮にそうだとしても文法的にそういう読みは不可能なのだが。
・発音コーナー(3)r / l の復習と f の導入。らりるれろ ra ri ru re ro la li lu le lo の横に rrrra rrrri rrrru rrrre rrrro, lllla lllli llllu lllle llllo と書き、英語では語頭の子音にかける時間が日本語よりも長いことを説明。「単語の入り口で気合いを入れる」というように説明。その後、right / light / reader / leader / radio / real / rock'n'roll で練習。続いて f の発音の仕方を解説してから fa fi fu fe fo, afa ifi ufu efe ofo, af if uf ef off で練習。「Englishあいうえお」のカタカナエクササイズの要領で フード food, フォーク fork, ナイフ knife, ファイト fight, フィーリング feeling の練習。最後に「おふざけフレーズ」として「ははのひふ」と「はらへった はらへった おひるごはん」を練習。ここでも f の子音で、「入り口で気合いを入れる」ことに留意させた。しかしなかなか日本語の「ファ」行の音と区別が難しい様子。
・教科書 予習状況は自己申告。あらかじめ出席カードに印刷された「おっけい合格」の文字を飾り付ける、塗りつぶすなどの方法。提出のあったオリジナル英借文の問題を教卓パソコンのWordファイルに入力しながらその場で回答して解説など。7~8件寄せられた内容をまとめて提示し、あとで数分間時間をとって必要な範囲をメモさせる。その後、Chunking Practiceの音声を一度通して聴いてから音読。教科書の問題の解答はプリント配布。簡単に解説。次回、Defining Practiceの解説から。次回までの宿題としてUnit 7の日本語1列プリントを配布。
・日本文化発信(3)では、これまでよりもかなり声が出るようになった。今回は「自分の発音でどのぐらい相手に伝えることができたと考えているか」で自己採点。今後、このスコアが向上できるよう努力を促す計画。


第2回 9月22日(木)1/2限
・英語で数学(2)小2~小6レベルのものを5問。学年レベル表示の割には比較的易しい問題。解説まで含めて10分程度。
・発音コーナー(2)テーマは rとl。前回の板書事項(らりるれろ~あらいりうるえれおろ)を再度書き、そこに付け足す形で ala ili ulu ele olo、al il ul el ol、la li lu le lo、らりるれろ をまとめて書き、rとlの違いの説明をした上で様々な音の区別の練習。「とろろ芋、とろとろ~」「ぷりぷりのエビ、どれ~?」「タラちゃ~ん、イクラちゃ~ん、ノリスケさ~ん」を日本語、rの音、lの音で練習してから、「あぶらもの とりすぎ みるみる ふとりすぎ」「はらわって ぎろんしあって なぐりあい」を追記し、同様に練習。
・教科書 予習内容のチェックは自己申告だが、9割以上の学生がきちんと埋めてきた様子。ただし出席カード裏面のコメントで「かなり大変だった」との声も。音声を聴く際にはPhrase Reading Worksheetの左側日本語列のみを見ながら聴くように指示。同時通訳のイメージで。その後、書画カメラを使って本文全範囲をプリント片面ずつ、英文を区切る場所を提示しながら確認。その後、プリントの1~2ページ目を使った内容から英借文3題を問題文も書かせた上で回答を考えさせる。フレーズをつなぎ合わせ、単語を入れ替え、前置詞句を挿入するというレベルまで進めた。今後はこれをthat節や関係詞などを使った用例などにも広げていく。プリント全体を使ったオリジナルの英借文を考えることも任意の宿題とし、今日中に思いついた者は出席カードの裏面に記載。次回、提出を希望する者は出席カードと同等の用紙を渡して、授業開始時に提出させる。
・次回までの宿題として、教科書のChunking Practice~Defining Practiceまで。
・日本文化発信(2)では、「3回目読み」で目を合わせることができた合計回数を出席カードに書かせた。


第1回 9月15日(木)1/2限
[オリエンテーション]
前期末テスト返却 解説等は行わず。
後期の予定について説明。ここまでで約20分。

[ミニクイズ]
後期からミニクイズとして英語で数学・英語で理科を実施。今日は英語で数学。小1~小5の算数の文章題が英語で書かれているものを読んで出席カードの回答欄に記入させる。自己採点と解説まで含めて20分程度。

[発音コーナー] 全体で20分程度。
・前期とは内容を大幅に変えて「Englishあいうえお」にオリジナル要素をいろいろ加えて練習。ホワイトボードに少しずつ内容を書き足し、板書事項を写させながら練習を繰り返していく。今日は r の発音のみ。
・まずは縦に「らりるれろ」と書いて、日本語のラ行の発音練習。「らりるれろ」から「あいうえお」の音を抜き取る形で、日本語のラ行子音は弾き音(というよりも一瞬で終わる音)であることを意識させる。
・次に右側に ra ri ru re ro と書いて、英語の r の音が流音(というよりもどこまでも伸ばせる音)であることを意識させる。日本語の「らりるれろ」と英語の ra ri ru re ro を比較して練習。
・次に右側に ar ir ur er or と書く。上から順に声に出す。
・次に右側に ara iri uru ere oro と書く。上から順に声に出す。また r がどこまでも伸ばせる音であることを再度意識させ、 ar::::a ir::::i ur::::u er::::e or::::o というように伸ばしながら声に出す。
・最後に右側に「あら いり うる えれ おろ」と書き、英語と比べながら声に出す。
・続いて、ラジオ リアル ロックンロール と縦に並べて書き、それぞれの右側に radio real rock'n'roll と書く。「Englishあいうえお」のカタカナエクササイズの要領で、カタカナの方は地味に発音、英語の方は派手に発音。
・さらに「ラジオはリアルなロックンロールを流している」と "The radio is playing real rock'n'roll." と書き、日本語の方もアナウンサー風に地味にあとについて読ませる。そして英語の方は派手に読ませる。
・最後に「とろろ芋、とろとろ~」「ぷりぷりのエビ、どれ~?」「タラちゃ~ん、イクラちゃ~ん、ノリスケさ~ん」と板書し、書き写させた上で日本語読みと英語読みで練習。
・全体を総復習

[教科書を使った学習] 約20分。
・教科書 Reading in Action のUnit 6の本文の音声を聴く。
・後期の目標は教科書の本文を使った英借文・英作文・英会話への橋渡しなので、あらかじめ用意したPhrase Reading Worksheet の左側に日本語訳を入れたプリントを用意し、教科書の英文を参考に、どこまでが各フレーズに相当するかを意識しながら順番に書き写させる。同様の作業を繰り返し、プリント1枚半を埋めてくるのが宿題。教室内を巡回しながら学生らよりやや遅いスピードで自分もプリントに書き込みを行っている状況を書画カメラで提示。

[日本文化発信] 約10分。
・「外国人が日本人によく聞く100の質問」から見開き4ページ分を印刷したプリントを配布。今日は「食べ放題」がテーマ。
・1回目は単語またやフレーズレベルに区切ったものを後について音読させる。必要に応じて解説。
・2回目はイントネーションにも注意しながら区切る幅を広くとりながら後について音読させる。
・3回目は自分が尋ねた内容を学生が答えるというイメージで、Qの部分だけを読み、学生はAの所だけを答える。このときになるべくRead and Look-up を心がけるよう指示。教室前方を横方向に移動しながら、なるべく多くの学生が顔を上げたタイミングでこちらも目を合わせるようにする。
・この練習を3つの質問で全て行う。
・3回目の音読3種類のうち、1回でも自分と目を合わせることができた者は出席カードの名前欄の横に ○ を記入させる。

以上で授業終了。後期は盛りだくさん。月はじめの1回は質問コーナーも実施予定。

2012年1月17日火曜日

2011年度後期 情報処理実習(応用)II 授業記録(旧ブログより移転記事)


第15回 1月17日(火)4限

・受講生全員が欠席。
・秋学期、これにて終了…。残念。


第14回 1月10日(火)4限
・受講生全員が欠席。そのため今日の授業はお流れ…。
・今日から2回分でVBAプログラミング入門の予定だった。今日は「プログラムとは」「プログラム・OS・ハードウェアの関わり」「開発工程(要件定義からリリースまでの6段階)」「VBAの概略」までをざっと30分ぐらいで説明して、それからExcel VBAでMsgbox, Dim, InputBox, さまざまなメッセージボックス(vbAbortRetryIgnore + vbExclamationなど) を作って遊んでみるという予定にしていた。そして来週の予定が条件分岐と繰り返し、Excelマクロの記録とVBA、簡単なユーザーフォーム、簡単なユーザー定義関数を作るという予定だったが、2回分の授業でもギリギリなところ、最終週の来週だけではもはやどうしようもないという状況。仮に来週、授業が成立するとしても、1回だけでは何をやったらよいのか…。ま、いいけど…。


第13回 12月20日(火)4限
・久しぶりに受講生全員が出席。2名だけど。
・M君のリクエストにより、今日のテーマはかな漢字変換の裏側。もう少し幅広く言語処理技術についても関連する内容を扱うことにした。
・「かれのくるまでまつ」「このひとことでげんきになった」「浮き輪でこわごわ浮いた」「クロールで泳いでいる少女を見た」「望遠鏡で泳いでいる少女を見た」「ナイフで歩いている人を刺した」「早足で歩いている人を刺した」「黒い瞳の大きな男の娘」などを用例としながら、コスト最小法、形態素数最小法、文節数最小法、未知語の扱いなどについて概説。続いてこれらをウェブ上のKNPで構文解析して構造を比較した。
・また、別の用例として、たまたま今日の午前中にツイッターで話題になっていた「おにぎりおにぎりちょいとつめて」か「おにぎりを握りちょいとつめて」かの話からウィキペディアの「ぎなた読み」の話に入り、ここで書かれているいくつかの用例を形態素解析構文解析してみる実習。形態素解析の失敗例なども検討した。
・最後に日本語WordNetの紹介。
・第11回~第13回のテーマの中から任意の内容で次回授業時までにA4用紙1枚程度のレポート課題を指示。


第12回 12月13日(火)4限
・M君のみ出席。もうY君は来なくなってしまったのだろうか。ということで受講生一人だけの授業。
・前回の資料の続き。3つめの課題は形態素解析を用いたアンケートの自由記述欄の分析を実習。サンプルとして使えるものでネット上に転がっている自由記述欄が豊富なアンケート結果を「アンケート 自由記述」というキーワードで検索して3種類ほどテキストファイルに加工。このサンプルファイルを探してくる途中で、同様の手法で分析をするという趣旨の学会発表論文などがいろいろ見つかるが、さすがにこういうところではもっと高度なテキストマイニング用のソフトが使われている様子だった。(この授業ではピボットテーブルの応用という意味もあるので、敢えて手間のかかる方法も取り入れている。)
・前回と同様の手法で形態素解析した結果をピボットテーブルで処理し、頻度順の語彙リストを作成。その中でいくつかのキーワードを探し出し、AntConcでKWICコンコーダンスを表示し…という手順をやろうとして少し段取りを間違えてしまった。KWICコンコーダンスで分析するには形態素ごとにスペースで区切っておいた方がよかったのだが、その手順を資料に加えるのを忘れていた。しかもサンプルで用意したファイルの文字コードの問題があり、AntConcの利用は途中であきらめ、サクラエディタでのGrep検索に切り替えた。こちらは特に問題なく、いろいろな高頻度語がどんな文脈で使われるかを調べることができた。
・4つめの課題は日本語で一番よく使われるひらがな、カタカナ、漢字は何かという実習。任意のテキストを正規表現で (.) を \1\n に置換する方法で1行1文字にし、同様にピボットテーブルで数えた。サンプルには日本国憲法の全文を使ったが、あまり適切なデータではなかったのかもしれない。
・そうこうしているうちにほとんど時間がなくなってしまったので、最後の10分程度でこのあとの3回の授業で何をやるのかを相談。実質3回分の授業が飛んでしまっているので、今後予定している内容の中から関心のあるテーマを選んでもらうことにした。結局、次回は仮名漢字変換に絡めた言語処理技術の概略などを、また年明けの2回はVBAプログラミング入門をそれぞれ扱うことにした。


第11回 12月6日(火)4限
・M君のみ出席。1名だけ。前回流れてしまったので、その教材をそのまま利用。今日のテーマはテキストマイニング入門その1。
テキストマイニングの概念と形態素解析の話を少しだけ説明してから、実習を2つ。
・1つ目の実習として用意したのは、衆議院会議録から任意のものをテキストファイルで保存し、WinChaで表層語のみで形態素解析し、結果をExcelに貼り付けてピボットテーブルで高頻度語を探す作業。自分がサンプルとして提示したのは東日本大震災復興特別委員会の会議録から、高頻度語として「復興」「被災」「総理」の頻度と全体に対する割合を計算した結果。学生は外務委員会の議事録から高頻度語として「国務大臣」「沖縄」「民主党」で調べていた。これらが東日本大震災復興特別委員会の会議録でも出てくるかどうかを比較してみたら、いずれもかなり頻度は低かった。この違いについての解釈をいくつか紹介。
・2つ目の実習として用意したのは、青空文庫から任意の作家の作品をテキストファイルで保存し、WinChaで形態素解析し、Excelに貼り付けた作業結果のうち、発音の欄を表層語と比べることで漢字含有率を調べる課題。サクラエディタ上で正規表現を使って全角括弧に入った文字列(.+)を全置換することでルビを削除したものをWinChaで処理。発音欄はカタカナで出力されるので、それをひらがな表記に直すため、Excelのうち、発音の列(C列)だけをサクラエディタに貼り付けてひらがな置換。続いてExcel上で =if(A1=C1,0,1)というような式を右側の空いた列に入れて下方向コピーし、各行の表層語と発音が一致するかどうかを判定。画面下部に現れるデータの個数と合計(漢字の場合は1が入るので、単純にそれを足し併せた数が漢字が使われた件数となる)によって漢字含有率を計算。サンプルとして提示したのは「吾輩は猫である」で32.5%。学生が行ったのは「銀河鉄道の夜」で25%程度だった。また「風の又三郎」でも同様に25%程度だったため、ここから文体の違いなどについてどのように解釈ができるかを考えさせた。
・次回は高頻度語をAntConcでKWICコンコーダンスで表示する実習と、日本語で一番よく使われるひらがな、カタカナ、漢字を探す実習を行う。これに加えて正規表現の基本的な部分についても紹介する予定。


第10回 11月29日(火)4限
・受講生が2名とも欠席。残念ながら授業なし。今日のテーマは今年度から初めて扱う新ネタだったので張り切って資料を作ってきたのになあ…。
・今日から4回でテキストマイニングコーパス言語学、さらに続く2回でVBAプログラミング入門をやるつもりなのだが、ここで1回欠けるともう全く時間が足りない。どこをどう削るか迷う…。


第9回 11月22日(火)4限
・受講生2名とも出席。前回見たPresentation ZenのDVD内容に相当する箇所を書籍版を書画カメラで提示しながらざっと復習。その後、約30分間、DVDの続きを見る。今回はデザインと発表方法について。
・そのあとで前回時間が足りなくて説明できなかった「わかりやすく伝える技術」に関するスライドの続きを提示して「情報処理の原理」についての話を紹介。学歴と情報処理スキルの関係の話も。
・25分程度、作業時間。Presentation Zenの発想を取り入れるかどうかは別として、前回作りかけたスライドの続きを完成させる。終わらなければ宿題という条件。次回ファイルを回収予定。
・最後の10分間でPowerPoint 2010の新機能について簡単に紹介。Youtubeから埋め込みコードを取得してPowerPointスライド上に貼り付ける方法について演習。
・次回からの2回はがらっとテーマが変わってテキストマイニング入門。予告として「仮名漢字変換機械翻訳の裏側の話」を行うと伝えたが、ひとまずWinChaを使った形態素解析とテキスト中の漢字含有率などを求める実習を行う予定。今年度から扱う新テーマなので一から資料を作らなければ…。


第8回 11月15日(火)4限
・受講生2名とも出席。今日から2回のテーマはPowerPoint。180分でPowerPointの中級利用というテーマを扱うが、例年通りこの単元では池上彰 著 講談社現代新書『わかりやすく<伝える>技術』pp.106-108より「社内会議の短縮を提案する」という3分間でプレゼンを行うという台本をもとにスライドを作成する課題。約50分。(一般的に情報処理実習のPowerPointの単元では教科書と同じものを作るとか、自己紹介の延長みたいな内容を作ることが多いが、それではあまり面白くないので。)
・その後、本当に台本の内容が3分で読めるかという点を実演。3分以内となると超高速の早口でしか読めないし、伝わらないことを説明。(うっかり速く読みすぎてしまい、2分40秒で終わったのは失敗。)続いて、同書の「わかりやすく伝える技術」の中から抜粋した内容を説明しながら、池上案のスライドに少々味付けしたものを提示。スライドの続きは次回に利用。
・最後の20分間でPresentation ZenのDVDを見る。今週はChapter 1とChapter 2。次回、残りの部分を見る。PowerPointでいきなりスライドを作るのではなく、準備段階こそが大切ということは伝わっただろうか?準備段階の進め方の例としてマインドマップの利用についても少しだけ紹介。


第7回 11月8日(火)4限
・受講生全員が時間通りに集合。2名だけだけど。
・両名のExcelに関する進度が不ぞろいなので、最初の約60分は教科書会社から学内ライセンス提供してもらっているExcel自習教材で各自が好みのレベルで学習しながら質問対応。
・この科目の趣旨として、Wordだけ、Excelだけといった形ではなく、とにかくいろんな内容を少しずつやってコンピュータの可能性を知るということを目的にしているので、Excelでも高度な使い方として、フィルタとピボットテーブルの概略を30分ほどかけて説明と実習。もっと知りたければ応用IVの授業を、ということだが、実際にこの授業の受講生のうちの一人は同時履修中。
・来週から2回でPowerPoint。シンプルなスライドとグラフィカルなスライドだが、シンプルなスライドの例としてプレゼンテーションZenについても紹介する予定。


第6回 11月1日(火)4限
・授業開始時に誰も教室に来ておらず、開店休業状態が危ぶまれたが、5分ほど遅刻でY君が到着。1名だけなので彼のペースに合わせて授業。
・彼はたまたま5限の情報処理実習(応用)?の受講生でもあるので、欠席した週の応用?の内容でも応用?のための内容でも、好きなことをやってよいことにした。
・欠席週の応用?の素材として用意していた掛け算九九の表を絶対参照と相対参照を区別しながら作る課題と、ifとvlookupを組み合わせて用紙サイズを求める課題を実施。前者は簡単にクリア。後者はvlookupの式の作り方が難しかった様子。
・続いて応用?の欠席週の教科書の内容にチャレンジ。
・ここで追加課題としてデータバーを使って人口ピラミッドを作る練習素材をその場で用意。この課題も比較的簡単にクリア。
・続いて応用?の練習素材のうち、問題06(書式の活用)にチャレンジ。ちょうど応用?の欠席週の内容とも類似。ここでは条件付き書式の設定に苦労した様子だったが、応用?の方の教科書も参考にしながらクリア。でも、ユーザー定義の表示形式で、日付の入ったセルに aaa と入れると曜日が漢字1文字で、また aaaa と入れると「火曜日」みたいな形で表示されるのはやっぱり腑に落ちない。なぜ aaa や aaaa なんだろう。
・最後に応用?の練習素材のうち、問題04(関数)から、countifやvlookupなどの関数を使う課題にチャレンジ。vlookup関数で第4引数が省略できないタイプの問題(参照先の表の1列目が文字の場合はFALSEをつけて完全一致にしなければならない)で最後につまづいたけど、これは高度すぎる内容だったかな。
・来週はグラフの作成、ピボットテーブル、Wordとの連携などの基本的な操作を扱う予定。(問題07~問題12あたり)


第5回 10月25日(火)4限
・出席率100%!…受講生が二人しかいないから簡単に達成できるのだけれど。(むしろ達成してもらわないとちょっと困る。)
・前回までの内容を踏まえて、Word上でスクリーンショットを使った課題を自由に作成。50分間の実習のあとで、10分間ほど補足事項などを説明。
・最後の30分間はExcel。2名のレベルが少々異なっているので、教科書会社から学内ライセンス提供してもらっているExcelの自習用教材を各自のペースで進めながら、個別に質問など対応。
・来週・再来週もおおむね同様の流れを予定。
・大学指定の授業アンケートを行うことになっているが、2名しかいないので口頭にて聞き取り調査。2名とも「この授業の内容をよく理解できていると感じる。」「この授業の内容に学びの面白さを感じている。」と回答。(誘導尋問っぽくなっていなければ良いが…。)また、授業の進め方等についての希望で、パソコン検定対策も扱ってほしいという要望が寄せられた。去年は同一科目でパソコン検定対策も少しだけやったが、今年はシラバスには加えていなかったので、11月末あたりにでも2回分ほど内容を差し替えることにしよう。


第4回 10月18日(火)4限
・前回はY君1名のみが出席だったが、今回はM君1名のみが出席。受講生が二人しかいないクラスで交互に欠席されると痛い。仕方ないので、前回とほぼ同一の内容に。この時点でもはやシラバス通りの授業展開は絶望的となった。
・タブの使い方を忘れている様子だったので、その補習。中黒を使って項目を連結する場合とリーダーを使う場合の区別。
・ページ罫線を使った外枠の追加
・行頭のタブが勝手にインデントになってしまう件 対処法:何か文字を入れておいてタブでそろえる。次に行頭でその文字をdeleteする。
・途中から段組みを変えるには…? 対処法:セクション区切りを入れる。次にセクションごとに段数を変える。段区切り=段組みの中で強制的に改段位置を変える。
・プリント資料に基づき、PrintScreenの使い方とOffice 2010の新機能としてのスクリーンショットについて概説
・ペイントソフトの簡単な使い方(トリミング)
・Office2010上での画像加工などを試す。背景の削除、トリミングなど
・Word上での画像の扱いについて概説。
・次回もこの課題の続きを行う。


第3回 10月11日(火)4限
・Y君1名のみ出席。受講生の50%が欠席だなんて寂しすぎる(笑)
・タブの使い方 総復習/リーダーの使い方/リーダーと下線の違い
・罫線をつかって同等のものを作る/表の中の位置揃え
・ページ罫線を使った外枠の追加
・行頭のタブが勝手にインデントになってしまう件 対処法:何か文字を入れておいてタブでそろえる。次に行頭でその文字をdeleteする。
・途中から段組みを変えるには…? 対処法:セクション区切りを入れる。次にセクションごとに段数を変える。段区切り=段組みの中で強制的に改段位置を変える。
・プリント資料に基づき、PrintScreenの使い方とOffice 2010の新機能としてのスクリーンショットについて概説
・Office2010上での画像加工などを試す。明るさ、コントラスト、色の変更、背景の削除、トリミングなど
・ペイントソフトの簡単な使い方(トリミング)
・Word上での画像の扱い
・次回もこの課題の続きを行う。


第2回 10月4日(火)4限
・受講生は今週から2名になった。1名は先週欠席しているので2名の進度調整に苦労。
・タブの使い方の復習をしてからリーダーの使い方を説明。
・同一の内容を表組みを使って位置をそろえる方法を説明。罫線を削除する場合と上から白線でなぞる場合、薄いオレンジ色などでなぞる場合の違いなど。
・表の挿入方法、行の追加と削除、表中の文字の位置そろえなど。
・段組みとセクション区切り、段区切りの使い方を実習。
・次回は図の貼り付け、ページ罫線、スマートアート、Excelグラフの貼り付け、簡単なフォトレタッチと人物が映った写真から背景を取り除く方法、スクリーンショットを入れる方法などから様子を見て内容を決める予定。


第1回 9月27日(火)4限
・当日朝の時点ではMoodleの参加者リストでは4名の履修登録があったようだが、1名しか出席していない、ちょっと寂しい状態で今期の授業スタート。
・シラバス http://t.co/S0kUYlQV の内容をざっと紹介。
・個人用カルテとして試験用紙に名前だけ書いてもらったものを回収し、課題実施状況を後ろで観察しながら気づいたことをメモ。
・本時はWord実習(1)として、タブを使った文書の整形について実習。受講生1名はtabキーの意味をよく理解していなかった様子。左揃え、右揃え、中央揃え、小数点揃えについて説明し、各行に1つずつタブが入る事例と、複数のタブが入る事例について実習。
・タブを行末に入れ、右揃えタブを使って末尾を揃え、行末まで下線を引く実習。
・同一内容を表組みで作る方法については残り時間が少なかったため、実演のみ。次回はこの話から。
・シラバスには本時の内容として段組やページ罫線も扱う旨が書かれているが、時間が足りなかったので次回送り。

省察
・2年次配当科目だが、3年次学生の履修。タブについては2010年度からは1年次配当の情報処理実習(基礎)クラスで使われる教科書には説明が入っているが、それ以前の学生が利用した1年次クラスのテキストではタブとリーダーなどの単元は含まれていない。学年進行で既習・未習の内容が異なる点には配慮が必要。

2011年度後期 情報処理実習(応用)IV 授業記録(旧ブログより移転記事)


第15回 1月17日(火)5限

・3名出席。Accessの3回目。
・4回分の授業用資料として用意したものを3回でなるべく全範囲を網羅しようという無謀な計画であり、かなり早口での説明、しかも内容をかなり飛ばしながら進めざるを得なかった。
・表計算ソフトとデータベースソフトの違いについて。データベースソフトはデータとレイアウトを別々に管理する仕組みがあることを説明。
・更新クエリ、テーブル作成クエリ、削除クエリについて説明。SQLビューで直接記載内容を削って見た場合にどうなるかの実演。クエリ全般の練習問題を10分程度。
・ExcelのデータをAccessに読み込む話と絡めて、インデックスがどういう意味を持つのか、主キーとは何か…などについて説明。主キーが重複した場合にどのようにAccessに「怒られる」のかを実演。
・フィールドの追加とデータ型の変更など。
・画像データの扱いについては割愛。新規テーブルの作成についても割愛。
・フォームとレポートの概略。
・最後にデータベースの応用ということで、TOEIC問題データベースの話を少々。
・口頭試問(第14回参照)は全員すぐに「はい」と答えてくれたので無事にクリア。
・これにて秋学期終了。T君は2年間にわたって情報処理実習(応用)I~IVまで全部とってくれた。別に賞品とかがあるわけではないけど。


第14回 1月10日(火)5限
・3名出席。Accessの2回目。
・選択フィルタ・フォームフィルタの復習、個別の演習を20分程度。
・クエリの概略を説明してから、クエリウィザードを使った選択クエリの作成。
・任意の練習用ファイルで任意のクエリを作る練習を5件程度。
・パラメータクエリの作成方法を説明してから任意の練習用ファイルで任意のクエリを作る練習。
・テーブルの集計については操作方法の説明のみ。
・アクションクエリの概略とSQLビューの話を少々。
・例年通りの進度(2回目でアクションクエリを終わらせるところまでたどり着かない)なのだが、次回が最終回。どこをどのように端折るかまだ決めていないがとりあえず最終回まで突っ走ろう。
・次回、最終成績の5点分程度の配点で口頭試問を行う予定。これは例年ほとんど全ての授業で最後頃にやっているのだが、シラバスに「指導的立場でソフトウェアを使えるようになることを目標とする」と書いているため、一人ずつ「誰かパソコン操作で困っている人がいたら助けてあげますか?」と尋ねるようにしている。「はい」と答えたらポイント加算あり。「いいえ」と答えたらポイント加算なし。例年、ほとんどの学生が「はい」と答えるが、とにかく「はい」と答えさせることが目的であることまで告げた上で、来週このように聴くからどう答えるか考えてくることを宿題としておいた。別に宿題にするまでもないことだろうけど。(どっちみち「いいえ」と答えた場合でも何度も念を押して無理矢理でも「はい」と言わせるようにするつもりなのだが。)


第13回 12月20日(火)5限
・受講生4名のクラスだが、うち2名が欠席。しかも前回出席していた2名が欠席で、前回欠席の2名が出席だったので、結局は前回と同じ授業内容。4限の授業の方で同じようなことが1回あったなあ。これで予定通りの授業進度は絶望的となった…。
・年明けに授業が2回あるが、クエリ、フォーム、新規テーブル、レポート機能の実習がいろいろある。これを2回の授業で網羅するのはかなりきつい。どこかを端折らないと…。やっぱりこういうのは困るなあ…。


第12回 12月13日(火)5限
・やはりこちらもY君は欠席。それに加えてT君も欠席だったので、今日は2名だけ。
・今日から4回はプリント教材でAccessの学習。資料は4回分をまとめて配布。結局資料の手直しはほとんどしなかったが、どういうわけか去年も見落としていたいくつかの間違いがあり冷や汗。今日の授業中に気づいたのだが、Access 2007は「フィルタ」だったのが2010では「フィルター」になっている。音引きの使い方が変更になったのか。
・データベースの概略を説明してから、検索、選択フィルタ、フォームフィルタ、データの並べ替えのいろいろ練習しながら説明して合計1時間程度。その後20分程度、各自がいろいろな検索を行う練習。次回はクエリを扱う予定。


第11回 12月6日(火)5限
・3名出席。(4限と同時履修しているY君が欠席)
・Excel最終回。ピボットテーブルの追加練習素材を用意しておき、15分程度、自由に利用させた。
・続いて教科書に従ってピボットグラフの部分を学習し、同様に追加練習素材で自由学習。
・そして教科書に従ってスライサーの部分を学習し、同様に追加練習素材で自由学習。ここまでで1時間弱。
・残りの30分程度で教科書に従ってマクロの単元を学習。
・次回からExcel教科書は使わず、プリント教材でAccessの入門を4回に渡って学習させる予定。去年作った資料は2007のものなので、スクリーンショットの部分など、いろいろ手直ししなければならない。


第10回 11月29日(火)5限
・3名出席。(4限と同時履修しているY君が欠席)
・Excelのデータベース機能について先週後半の続き。第6章の冒頭から集計機能とアウトライン操作についてざっと復習。
・ユーザー定義リストの話。Excelのオプションに絡む設定はファイル自体ではなく個人プロファイルに書き込まれるという話を説明。
・アウトライン表示など一部を非表示にした表のうち、可視セルだけをコピーする方法。
・テーブル機能とフィルタの利用、セル範囲への変換など。
・教科書に沿ってピボットテーブルの実習。行ラベル・列ラベルをいろいろ入れ替えて自由自在に集計する練習など。
・次回、別の表素材を使ってピボットテーブルの実習をさらに行ってからピボットグラフを紹介する。さらにマクロの利用もざっと紹介し、来週でExcelは終了。その翌週からは4回の授業でAccessの入門を行う予定。


第9回 11月22日(火)5限
・全員出席
・SmartArtでは作れないさまざまな図形を作成する練習として、過去に科研費の申請書類で作った図表部分を2種類、サンプルとして配布し、一緒に同じものを作ってみる練習。ただ作るだけでなく、いろいろ工夫しながらきれいに短時間で作るコツなども紹介。具体的にはExcelのセルを方眼紙になるよう行・列幅を調整し位置調整に使う、コピー&貼り付けを上手に使う方法、直線や矢印を書くときにShiftを押しながら書いて45度刻みで角度をきれいに調整する方法、図形の回転・反転やグループ化を使って同じ図形を効果的に使い回す方法、図形の配置による上下左右揃えや整列、画面を拡大して細かい作業をしやすくする工夫など。
・教科書第5章。Excelで複数ブックを扱う方法として、別ファイルのセル指定を用いた串刺し計算と、統合機能の利用。教科書以外の内容としてブック間のワークシートの移動とコピーについても紹介。
・教科書第6章。データベース形式の表について概説。ソートの方法、集計機能、アウトライン機能の利用。集計については教科書第7章で扱うピボットテーブルが便利であることも紹介。次回はフィルタ機能の導入からピボットテーブル、ピボットグラフあたりまでを扱う予定。


第8回 11月15日(火)5限
・全員出席
・教科書第4章に入る。SmartArtの練習。教科書の内容に続いて、Word上でSmartArtを使った任意の内容を作成。
・その後、教科書第4章の後半でいろいろな図形の作成方法、扱い方について各自実習。テキストボックスの追加、テキストボックスへのExcelセル参照など。
・フリーフォームを使ったベクトル描画の実習。自分でハート型をデザインする。うまくいく学生、そうでない学生に分かれる。自分もこの単元を最初に教えた時は全然うまく描けなかったが、ようやくコツがつかめてきた。ハート型以外の形になるとまだまだ怪しいけど。
・作成した図形へのテキスト追加や、ネット上からとってきた画像にテキストボックスを重ねることで文字を追加する練習など。
・次回はSmartArtでは作れないさまざまな図形を作成する練習として、自分が過去数年に科研費の申請書類で作った図表部分をサンプルとして配布し、一緒に同じものを作ってみる計画。その後、教科書第5章に進める予定。


第7回 11月8日(火)5限
・全員出席
・教科書第3章の続き。補助縦棒つき円グラフの仕組みについて説明。
・スパークラインの挿入。また、どのようなグラフを書けばわかりやすいかという趣旨から、3D縦棒グラフについても説明。
・追加の練習問題として、グラフのみを作成する問題を8問。指示書きではグラフの種類を指定せず、与えられた表の内容を各自が自由に解釈し、適切なグラフの種類についても考えさせた。30分弱の自習のあとで模範解答を提示。いろいろなグラフの種類について説明し、作成手順が少々ややこしいものについては一緒に作成する練習。
・教科書第3章の末尾の練習問題は各自でやってみるように指示。また、前回プリントで配布した練習問題の解答も配布。
・教科書第4章には入れなかったので、次回は第4章の冒頭から。


第6回 11月1日(火)5限
・出席者3名。(Nさん欠席)
・教科書第3章。棒グラフと折れ線グラフを組み合わせた複合グラフの概念について説明。
・グラフツールの「レイアウト」または「書式」の左上のプルダウンメニューについて説明。(どの範囲を選択しているかが表示される/プルダウンメニューで選択したい範囲を決定できる)
・教科書86ページまでは同時進行。90ページまでは各自のペースで。終わった人から追加プリントで複合グラフの作成練習。
・その後、教科書の91~99ページを各自のペースで。早く終わった人はプリントの裏面も。
・次回はスパークラインの練習と追加課題、章末の練習問題を行うが、そのほかの基本的なグラフの作成課題も用意しておいた方がよいかも。
・教科書以外の補足事項として、初歩的なことではあるが Enter / Shift + Enter / Tab / Shift + tab によるセルの移動と、書式のコピー/貼り付けについて。


第5回 10月25日(火)5限
・教科書第2章の前回の範囲の復習。
・Excel上での日付や時刻の扱いなどを「数値」「日付」「時刻」に変えてみて確認。これらの足し算や引き算も可能なことを説明。(データの入力規則のところで日付の範囲を計算によって求めることになるため、その布石のつもりで)
・教科書第2章の最後まで実施。章末の練習問題が結構難しかった様子。
・口頭による授業アンケート。「この授業をよく理解できていると感じる」では「そう思う」が3名と「どちらともいえない」が1名。「この授業の内容に学びの面白さを感じている」でも「そう思う」が3名と「どちらともいえない」が1名。(どちらともいえないと答えたのは別々の学生)
・少しだけでも教科書第3章に入る予定だったが断念。次回は教科書第3章最初から全範囲と、追加の練習問題を少々実施する計画。


第4回 10月18日(火)5限
・4限と5限の両方を履修しているY君が欠席だったので、本日の出席者は3名。
・教科書以外の課題として、絶対参照と相対参照の使い分けに関するかなりハイレベルな練習を一つ。掛け算九九の表を1*1=1の欄だけに式を入れ、あとは右方向コピーと下方向コピーだけで作る方法。(模範解答は =$B5*C$4 のような式。)続いて同様の式を使って「百ます計算の全枠の解答を10秒で出す方法」として実習。(やっていることは同じ)
・同様に教科書以外の課題として、ifとvlookupを組み合わせた練習。A0~A10, B0~B10までの用紙サイズの表を参照し、=IF(B2="A",VLOOKUP(B3,F3:J13,2),VLOOKUP(B3,F3:J13,4)) のような式を使って用紙の縦横サイズを抜き出す実習。
・教科書第1章の残りの部分は自習用とした。
・教科書第2章の条件付き書式と書式のユーザー定義まで終了。


第3回 10月11日(火)5限
・先週から参加した学生1名が欠席。取るのを止めたのかなあ?
・先週の復習。RANK.EQ関数を使って相対参照と絶対参照の違いと、IF関数の書き方。
・2つの任意のセル(例えばM10とM11)に同じ値を入れて、もう一つ別のセルに =M10=M11 という普段見慣れないような関数式を入れるとどういう結果が返ってくるかを調べさせる。続いて、M11の値を変えると結果はどうなるかを確認。( TRUE / FALSE が返ってくる。)このことから IF関数の「成り立つ場合」「成り立たない場合」をもう少し深く解説(したつもり)
・続いてAND関数とOR関数について。ANDとORの論理演算、計8通りを「成り立つ」「成り立たない」という言葉だけで説明(したつもり)この考え方がプログラミングのあちこちに現れる、あるいは回路設計にも現れるということも説明(したつもり)EXCELの関数式もコンピュータの仕組みに基づいて作られているので、あちこちでこの「成り立つ」「成り立たない」の違いが現れていることも説明(したつもり)文化学部・法学部の学生にはきつかったかなあ。
・教科書に沿ってCOUNTIF関数の説明。第2引数はいろいろな形で扱うことができるが、教科書にはセル番地指定 [例 =COUNTIF($G$4:$G$20,I4) ]のような形式のものしか出ていなかったので、第2引数で "優" / I4 / ">=150" / ">="&セル番地 のような形で書くこともできる練習を行った。さらに点数区分ごとに降順の累積度数分布表を COUNTIF関数で">="&セル番地を指定する方法で書く練習。
・DATEDIF関数では教科書の課題の他、自分が生後何日かを調べさせる。また、第3引数の単位をいろいろ工夫することで、自分が生後何年、何ヶ月、何日かを調べることができることを説明。
・VLOOKUP関数の導入。引数の意味を易しい日本語で説明。どこの値を調べるか(相対参照)、どの表から調べるか(通常は絶対参照、手がかりとなる行が左端に来るように)、その表の何列目か、どのように調べるか(次回説明する)第4引数でFALSEという文字が出てくるので、この導入を本時で扱ったつもりだったのだが。
・次回はVLOOKUPで参照表が3列以上になっているものを用意し、課題実習させる予定。可能であれば行列両方を絶対参照にしたものと、行だけを絶対参照にしたものの区別も扱いたいところだが、まだ難しいかなあ?


第2回 10月4日(火)5限
・本日から受講生が1名追加で計5名になった。1名は先週欠席しているため、Excel関数の式の作り方などがまだ不得意な様子。
・引数(ひきすう)とは何か、またround, roundup, rounddown関数の各引数の意味を易しい日本語で説明するとどうなるか、桁数でマイナスを指定するとどうなるか等について教科書に沿って説明と実習。
・絶対参照の考え方とRANK.EQ関数の引数について説明し実習。$記号の持つ意味、F4キーによる$マークの付与など。
・IF関数の導入。引数の意味や教科書の説明をもう少し噛み砕いて説明。
・次回はIF関数と絶対参照について復習してから、COUNTIF関数に入る。教科書第1章は手ごわいが第2章以降はちょっと易しくなる。
・終了時に本時の理解度を個別インタビュー。4名がA(よく理解できた)、1名がB(普通)。


第1回 9月27日(火)5限
・当日朝の時点ではMoodleの参加者リストでは4名の履修登録があり、全員が出席。
・シラバス http://t.co/SEFbKiNb の内容をざっと紹介。
・「独断と偏見によるExcel関数30選」 http://d.hatena.ne.jp/kmyken1/20110908/p1 を紹介。
・個人用カルテとして試験用紙に名前だけ書いてもらったものを回収し、Excelの利用経験等について個別に聞き取り調査。
・本時は応用IIのために作成したExcel関数の自習用教材を実施し、各自が躓いている点を個別にサポート。今後、この内容は教科書と平行して随時利用していく予定。
・次回から教科書の第1章に入っていく予定。

省察
・応用IIと応用IVの両方を受講する学生がいるので、応用IIの方でExcelを扱う際にはなるべく同一教材の利用にならないように配慮が必要。

2012年1月10日火曜日

2011年度後期 資格英語Ⅱ 授業記録(旧ブログより移転記事)


学期末レポートについて
TOEIC対策はこの授業の受講だけで全てが行えるものでは決してありません。皆さん一人一人がこの授業の受講終了後も、自律的な学習を進めながら少しずつステップアップしていく必要があります。その土台作りとして学期末試験に代わるレポートを課題とします。

・教科書p.184~p.209のうち任意の10問(小問1つを1問と数えます。Part 6は大問1つで4問、Part 7は大問1つで4~5問と数え、Part 5~7のいずれかの形式で計10問)を選び、教科書のページ番号や問題番号をきちんと明記した上で、それぞれが正解・不正解になる理由を解説してください。また、意味が分からない単語を調べる作業や、必要箇所を和訳するなど、各自に必要な学習を行うこと。

・分量はA4サイズで5ページを上限とします。様式は自由。市販のレポート用紙等を利用して、必ず手書きで作成すること。(教科書本文データ以外の内容をワープロで作成することは、このレポートでは一切認めません。)

・教科書をコピーしたものをレポート用紙に貼り付け、そこに書き込むなどの方法を採ってもかまいません。教科書内容のPDFファイルを (*** 著作権上の都合により非公開 ***)に置いておきますので、パソコンでこのページを開き、学内等のプリンタから出力することで、コピー費用の負担をなくすことができます。(この用紙に直接書き込んで提出してもかまいません。)

・表紙は不要。1ページ目の上部には必ず「履修時限」「担当者名」「学生番号」「氏名」が分かるようにきちんと明記すること。

・完成次第、授業時の提出も可能です。これ以降に提出する場合は、人文語学事務室(7号館8階)前に用意されるレポートボックスに提出して下さい。(レポートボックスに提出する場合は、くれぐれも時限・担当者を間違えないよう注意すること。)

・その他、提出に関する指示を随時授業中に行います。レポートボックスへの提出期限は1月23日(月)13:30です。



第15回(最終回) 1月10日(火)1/2限
・出席はカードリーダーにて
・本日のメニューは「TOEIC学習のまとめ(説明)」「60分間でPractice Test101-200」「授業アンケート講評」「知的財産学部 3年次英語科目について」の4本立て。
TOEIC学習のまとめとして自律的な学習について少しだけ説明。
・60分間の問題演習のやり方は自由。ただし私語禁止。できるだけ何も見ずにやってほしいが、辞書を見ながら解くことが有効であると各自が判断するならば見ながらやってもよい。どうしてもやる気が出ないなら仕方ないから学期末レポートの準備でも、という形でスタート。
・演習中に5分に1回ぐらいずつ、学習アドバイス等を無言で板書していった。内容は以下の通り。
[1時間集中してTOEICの学習をするときのメニュー]
1.とりあえず一人で頑張る
2.問題を解けるだけ自力で解いてみる
3.辞書を使いながらやった方が有効だと思うなら無理せず使う

[1時間も集中できない!!という人のための練習メニュー]
・1問ずつ自分で解説を書いてみる。そして休憩、を繰り返す。

[問題を解きながら考えてほしいこと]
1.解けない問題はどれか?
2.それが解けない理由は何か?
3.どうしたら解けるようになるか?

[目標は何か?]
TOEICのスコアアップか、総合的な英語力のアップか?
別々に考えた方がよい場合と、勉強法を工夫して両方伸ばせる場合がある!!…かも!?

[まとまった分量を学習した後の自己チェック]
1.どのように取り組んだか(自力?辞書を見ながら?その他?)
2.苦手なPartはどこか?
3.集中力を持続させることができたか?

[学習アドバイス]
1.辞書と時間があれば問題は解けるか?
  解けなかったらそれは多分、文法の理解が足りない。
2.教えてもらわないと解けない問題はどれくらいあるか?
3.(特にPart6/7で) 辞書を使わないと分からない単語の割合は何パーセントぐらい?単語の意味を前後の文脈から推測するには少なくとも95%以上の単語が分からないと無理。

[他にもいろいろ書きたいことはあるけど…]
・どのようにリスニング学習を進めますか?どのようにリーディング学習を進めますか?具体的な練習メニューを考えてください。



第14回 12月20日(火)1/2限
・学期末レポートについての案内
・小テスト20分。ただし早く終わった者は解答用紙を回収し、学期末レポートの準備、学習記録用紙(2)の仕上げ、授業アンケートへの回答など、静かにしていれば何をしていてもよいことにした。過半数の学生が10分程度で提出。TOEIC Part 7形式の問題だが、教科書問題からの切り貼りなので(大問15問から4問出題)、勉強の仕方次第では(!)さほど時間もかからなかったのかもしれない。
・質問カードへの回答。
・教科書のPractice TestのListening問題を実施。しかし100問を一気に解答するには集中力が続かない者もいることを想定し(ほぼ全員?)あらかじめリスニング問題のスクリプトも配布して、自力で解答してもよいし、スクリプトを見ながら解答してもよいということにした。
・リスニング問題に回答している途中に折を見て黒板に「自己チェック」と「学習アドバイス」を書いた。「自己チェック」は 1. どのように100問に取り組んだか?自力?スクリプトを見ながら?その他? 2. 100問を集中力を切らさずに取り組めたか?Part 1/2/3/4で脱落?最後まで集中できた? 3. 今後どのようにリスニング学習をやっていくか?なるべく具体的な学習法を考えよう。 4. 次回TOEICを受けるときにリスニング問題を100問中何問正解したいか? の4つ。「学習アドバイス」は終わりかけの頃に板書。1. スクリプトを読めば内容が理解できますか?(読んでわからないものは多分聴いてもわからない) 2. 再生速度を落としたら理解できますか?パソコンソフトOkoshiyasu2などで試してみましょう。 3. 英語の音変化のしくみはわかっていますか?「この単語とこの単語がくっついたらこんな音」とか。
・次回、最終回。同様に教科書のPractice Testのリーディング問題を100問やってみる時間とする予定。


第13回 12月13日(火)1/2限
・出席はカードリーダーにて。
・授業アンケートの依頼。
・質問カードへの回答。
・学習記録用紙(2)の提出方法について説明。前回思いついた「これなら解ける!絶対間違えない問題!」の欄が10個になった者から提出を受け付けることを告知。10個になるまで必要な学習を各自、プリントの余白を使ってまとめる。
・長文問題の学習方法をいろいろと紹介。この1年間で紹介してきた方法を総まとめ。(1)普通に問題を解いて解説を聞く/読む。(2)例文集を見ながら勉強 (3)日本語訳を先に読み(読み上げられるものを聴いて)内容をイメージし、そのあとで英文を読んで、同じ内容がイメージできるかどうかを判断。もしこれがうまくいかないのなら英文を読む力が何か足りない。 (4) Phrase Reading Worksheet を使った練習方法(第11回参照) (5) 英文と和訳を比べながら英文中の分からない単語を和訳から探し出して同じ通し番号をつけて線を引いていく(第12回参照) (6) 英文と和訳を比べながら英文中の分からない箇所を文単位で探し、該当箇所を和訳から探し出して同じ通し番号をつけた線を引いた上で、なぜこの英文がこの意味になるのかを考える。分からないところは文法や構文の理解が不十分なので質問する(今回新たに説明)。今日はこの(6)の新たに説明した方法を中心に、1限は5題、2限は6題を同じパターンで進めていった。
・手順は「英文と和訳を比べて読み、分からない英文に下線を引く。(3分程度、グループで相談しながらも可)」→「英文読み上げを聴く(自由な方法で)」→「問題の解説」→「振り返り時間と次の英文の英文と和訳を比べる作業」
・次回小テスト。範囲は今日の授業で終わったところまで。また、教科書のLesson 7の残りの部分は次回、問題部分の和訳等もプリント配布することにし、小テストのあとは教科書巻末のPractice Testのリスニング問題100問に取り組み、答え合わせをしてから今後のリスニングについての目標設定を考えさせる予定。


第12回 12月6日(火)1/2限
・質問カードへの回答。
・前回の学習記録用紙を返却。隣近所の人と交換してクイズを出し合い、成果を評価する活動を15分弱。評価基準は今回の学習記録用紙にあるように「A このまま同じような勉強を続けたらスコアアップすると思うよ。多分。」「B もうちょっと勉強が必要じゃないか?」「C ヤバい。ヤバすぎる。(否定的な意味の方。念のため。)」の3段階。これに加え、他人の学習記録用紙と比べてみての自己判断として、自分の学習記録用紙が復習しやすく上手にまとめられていると判断すれば○、ちょっと書き方がまずい、あるいはあまり復習しやすくないようであれば△、全く不十分であると判断すれば×をそれぞれ名前の横に記号で書かせた。
・このあと、学習方法についてのいくつかのアドバイス。どのタイミングで復習するか、忘却曲線の話を加えながら説明。また、学習記録用紙には「これなら解ける!絶対間違えない問題!」として、確実に内容も理解しているという問題のページ番号と問題番号を最低10個(最大20個)書く欄を設けておいた。
・今回からはPhrase Reading Worksheetは配布しないが、あらかじめ問題の和訳(本文部分のみ)を配布してある。問題を解いてくることを宿題としていたが、やっていない者もいることを配慮し、「和訳に目を通す」→「英文読み上げを聴く(自由な方法で)」→「書画カメラで英文を提示しながら、重要単語などの説明を行う」→「問題の解説」→「振り返り時間」という流れで進めていった。ただし「振り返り時間」も数分程度しか与えなかった。これは教室で学習した内容をすぐに学習記録にまとめて終わりにするのではなく、教室では教科書で意味の分からない表現に下線などを引く作業だけを課し、あとで学習記録用紙にまとめさせることで少なくとも復習を別のタイミングで行わざるを得ないように仕込んでおいた。
・結局、1限は大問4つ分、2限は大問3つ分しか進まなかった。ちょっと進度的には遅いが、来週はスピードアップして5つ~6つ程度は進めたい。終わったところまでを再来週の試験範囲とする予定。
・今回の学習記録用紙は次回以降に提出を求めることにするが「これなら解ける!絶対間違えない問題!」の欄が10個になった者から提出を受け付けることにしよう。(この提出方法は授業終了後に思いついたので授業では告知していない。)10個になるまで必要な学習を各自、プリントの余白を使ってまとめさせるということにしたらいろいろ学習してくれるだろうか?「ポケモンゲットだぜ!」、改め「絶対間違えない問題、ゲットだぜ!」を目標に各自努力してほしい。


第11回 11月29日(火)1/2限
・質問カードへの回答。1限は単語の使い分けにかかわる話だったので英英辞典とLongman Language Activatorの話を紹介。2限は幅広い質問が寄せられたが、そのうちの1つで He said that that that that that boy used in the sentence was wrong. のような英文の類例があるかどうかという質問が寄せられていたので、この文とネット上で見つけた The teacher had this to say about that "that that": That that "that that" that that student used was appropriate. を授業開始前に板書しておき、この英文の説明から行った。
・学習記録用紙を配布。本時終了時に回収する出席カードの代わりとして。
・前回のPhrase Reading Worksheetを使った学習のうち、特に(1)や(2)の作業を予めやってきたかを自己申告。やっている者には学習記録用紙の名前の横に○を書かせた。予想通りさほど多くなかった。しかし正直者が多いことは喜ぶべきなのだろう。
・Phrase Reading Worksheetで配布した4つの大問の英文で、特に当該クラスの受講生には知っておいて欲しい単語や熟語などを、Phrase Reading Worksheetの左右の対応箇所に印をつける作業(あとで縦四つ折りにした学習で特に重点的に学習すべき箇所の目印として)を書画カメラで説明しながら行ったあとで、英文を音読。ここでは各自が好きな方法で聴くように指示。(何も見ないで、上を見ながら、下を見ながら、教科書を見ながら、プリントを開いて、プリントの左側だけ、プリントの右側だけ。)続いて各設問のすべての選択肢の解説。そのあとで5分程度の振り返り時間を設け、学習記録用紙に記入させた。このサイクルを4セット実施。
・振り返り時間では全員が非常にまじめに各自の設定した目標に向けて学習してくれていた…ように見えた。効果的な学習方法をぜひ身につけてもらいたい。
・新しいところには入れなかったが、次回はPhrase Reading Worksheet形式ではないので、大問6~7つは進む見込み。日本語訳を参考にしながらでもよいので、教科書の問題を予め解いておくことを宿題として指示。
・授業進度の都合上、Part 7の小テストの実施を予定よりも1週遅らせ、12月20日に行うことにした。教科書のMini-Testはスクリプト配布のみとなる予定。


第10回 11月22日(火)1/2限
・出欠確認はカードリーダーにて。
・質問カードへの回答。
・教科書p.132までの答え合わせと解説。Part 5形式の問題は通常通り個別に説明。Part 7形式はこれから教科書Lesson 7に入って本格的に始まるので、そのウォーミングアップも兼ねて、「問題を解く」(宿題として指示)→「答え合わせ」→「日本語訳を読み上げる」→「英文を読み上げる」→「個々の設問の解説」→「振り返り」の順番でシングルパッセージ・ダブルパッセージを各1題。「英文を読み上げる」場面では事前に聞こえてきた日本語訳と同じようなイメージが英文を読みながら、聴きながら頭の中に浮かんでくるかという意味でのセルフチェックが目的。もしこれがうまくいかないのであればその原因は何かを探るように指示。大問ごとに2分程度の振り返り時間を設け、質問があればオンラインまたは紙のカードでの提出を求めたが、授業時間中には質問は寄せられなかった。
・教科書Lesson 7に入って、Vocabulary Checkの解答とPhrase Reading Worksheet 4種類、Lesson 7 Exercise末尾までの全ての和訳を配布。(プリント計6枚)
・Phrase Reading Worksheetでは4つの学習方法について説明。(1)後戻り読みをしないようにする訓練として利用 (2)左右の同じ意味の単語・表現のところに同じ線や記号を書き、単語リスト作成の代わりにする (3)縦4つ折りにして英語→日本語の意味を言えるかどうか。さらに高度な学習方法として日本語→英語を言えるかどうかチェック (4)学習者個人ではできないが、日本語のフレーズ訳の箇所を上から順番に見ながら英語音声を聴く練習。
・来週までの宿題として両面2枚分のPhrase Reading Worksheetについて同様の学習方法を試してみること、また該当箇所の問題に解答しておくことを指示。
・授業アンケートへの教員コメントについて紹介。うっかりしていてPart 6の小テストを返却し損ねた。


第9回 11月15日(火)1/2限
・Part 6 の小テスト。
・Part 5 の小テスト結果と9月最終週、10月第1週の課題をまとめて返却。本日提出予定のものと比較して、記述内容が進歩していると判断できれば提出。記述が足りないと判断した場合は来週提出。ただし来週提出した場合も減点等は行わず、記述内容で評価を行う旨通知。1/2限ともクラスの約半数が提出。(授業時間中に記述を追加して終了時に提出した者も含む。)
・同時並行してしばらく前にやった内容を覚えているか、返却物を見て内容の自己チェック、または近所の人と交換してクイズを出し合うなど。
・質問カードへの回答など。
・教科書Lesson 6のMini-Testのリスニング問題をPart 1からPart 4を続けて実施。今回は再生速度は変更なしで2回。2回聞いた後でスクリプトを配布し、10分弱の自己チェック。その後、全体を解説。
・次回までの宿題としてMini-Test範囲のPart 5とPart 7形式の問題をやってくること。Lesson 7のVocabulary Checkの拡大版もプリント配布したが、これは任意課題。


第8回 11月8日(火)1/2限
・授業開始後20分で教科書p.118~p.124の問題を演習。辞書や例文集などの参照も可。
・出席カード兼学習記録用紙としてA4両面の様式を配布。内容は「学習記録(学期末レポートに向けて):以下の枠内をノートの代用として自由に利用しなさい。練習問題の回答と答え合わせ、辞書等を使って調べたこと、問題を解くためにポイントとなる箇所などを自由にまとめなさい。扱う範囲はp.118~p.124およびプリント範囲とします。ページ番号、問題番号等も明記すること。」および「自己分析 Part 6 を解くために不十分だと思うスキルについて自由に述べなさい。」
TOEIC対策授業でのノートの取り方や学習記録のまとめ方、発展学習に活かすためのメモの取り方が不十分な者もいることを念頭に、本時の板書内容を中心にノートを取るよう指示。
TOEIC Part 6はいくつかの問題ジャンルに分かれる。「文法に基づく語形の判断」「熟語、決まり文句の一部分」「文脈から意味で判断」など。なかなか勉強しにくいが、特に「熟語、決まり文句の一部分」というタイプの問題については、その意味を知っているかどうかよりも、その形を見たことがあるかどうかで回答のスピードが変わる。Part 7になるべく多くの時間を割くことができるように、「こんな形は見たことがある!」というものを増やすようにすることが必要。それをノートなどにまとめると良い。今回の範囲では Students are expected to ... の expected の形や We are pleased to inform you that ... の pleased の形など。これらは文法的な判断で解くこともできるが、決まり文句の一部として「見たことがある!だからこれ!」という形にしておいたほうが良い。
・p.118~p.124のすべての問題を解説後、20分~25分程度自習時間。本時の出席カード兼学習記録用紙にメモができているかどうかを教室内を巡回しながらざっとチェックし、「おっけい合格」のはんこを押印。書く分量がやや不足している者は本時中にチェックを受けるよう指示。この用紙は次回の授業時に回収するが、はんこがあるかどうか、裏面下部も含めて埋めているか、きちんとかけているかなども回収時チェックに入れる旨を説明。
・はんこ押印を受け、また授業アンケートに回答した者から退室可とした。早い学生は終了15分前に退室。
・次回、Part 6の小テスト。範囲は教科書Lesson 6までのすべてのPart 6形式の問題。すなわちプリント範囲、教科書p.111、p.118~124の合計11問の中から4問を出題。


第7回 11月2日(水)4/5限(補講として実施)
・出席を一切とらない、またどちらの時限に出席してもかまわないという条件でいつもと違う日時に補講を設定したところ、4限は4名、5限は0名の出席だった。補講と言っても90分みっちり授業することは通知していたので4人しかいなくても予定通り。もちろん5限の方は0名を相手に90分みっちり授業するのは気持ち悪いので、念のため30分ほど待機して研究室に戻ってきたのだけれど。(たまたま持っていた本を読み終わったから戻ってきたという説も有力である。)
・授業内容は前回の続きでLesson 5の章末のMini TestのPart 6/7相当範囲。前回の授業時に答え合わせまで終わっているので、解説を中心に。ここでは自分の考える上手なTOEICPart 6/7 の学習法について紹介した。
・時間制限のある試験なのでだらだらと読むわけにはいかない。そしてPart 6もPart 7も「ゆっくり音読される程度の速度」で後戻り読みをせずに精読し、そのスピードで「英文の内容が映像として頭の中に浮かんでくるようにする」ことを目標として欲しい…ということを前提に、3本の英文すべてで練習。2本目の英文は日本語訳も読み上げ、日本語訳を聴いて頭の中に浮かんだイメージと同じような内容が英語を読む時にも浮かんでくるようなところを最終的な目標としてほしい。
TOEIC Part 6 も Part 7 も、出題される英文はそれぞれ「ジャンルテキスト」として出題されている。ジャンルごとに頻出の表現はいろいろある。これらを熟語や定型表現、決まり文句とは違った次元で探し出してみる練習をして欲しい。このような練習を積み重ねることでTOEIC対策になるだけじゃなく、英会話や英作文の効率的な勉強法にもつながってくる。(これはある意味ESP的なアプローチとも言えるが、ESPという用語は使わなかった。)
・教科書として指定している単語帳は非常に便利だが、これを使うよりももっと有効な勉強法がある。TOEIC対策の授業というのはなかなか予習や復習をしにくいが、一度解いた問題をもう一度解いてみるとか、分からない単語を辞書で調べてみるといった学習だけに留まるのではなく、それぞれの英文のジャンルに焦点を当てて勉強するようにすると、予習や復習としてできることはいくらでも見つかる…などといった学習方法に関する話を解説に交えながら紹介。
TOEIC Part 7は言い換え表現をなるべく多くストックしておくことが重要。選択肢に takes cash only と書いてあっても、それがそのまま本文に現れることはまずない。そしてこの言葉を探すのに時間をかけている余裕はない。(この問題の場合は no credit cards acceptedと書いてあった。)つまり設問と選択肢を先に見るよりも,本文に目を通した方がよい。
・教科書Lesson 6のVocabulary Checkは前回予告していたようにプリントで解答を配布するのみ。その後、Try and See / Try and See Again の2題を時間を計って解答させ、答え合わせのみ実施。
・次回、通常の時間での授業ではこの部分の解説から…というわけにはいかないだろうなあ。何しろ2クラス合わせて80名ほどの登録人数があるクラスで4名しか来なかったのだから。でも上記まとめた内容をもう一度授業で全て説明する余裕はない。補講を欠席した諸君、とっておきの勉強方法を聞き損ねて残念だったね。まあせいぜいこの記事でも読んで自分で考えてくれ給え。


第6回 10月25日(火)1/2限
・Part 5形式の小テスト20問 10分程度
・質問コーナー。1限は4件、2限は1件。
・教科書p.109-110の「Mini-Test」(テストではない)のリスニング範囲。ナチュラルスピードでPart 1からPart 4まで通して1回聴き、2回目は85%に落とした速度で聴く。そのあとでスクリプトを配布し、5分程度の振り返り時間。Part ごとに解説しながらもう一度聴く。
・Part6/7の練習問題を行う時間として、15分程度の自習時間。答え合わせをして終了。解説は11月2日(水)の補講にて。
・省察:工学部のキャリア・イングリッシュと同一進度で進むはずだが、どういうわけかこちらは10分程度の分の進度ずれが発生。1限は質問コーナーの際の板書事項が多かったためか。


第5回 10月18日(火)1/2限
・休講の詫びと補講について案内。
・出席はカードリーダーで記録。授業開始時に前回の宿題を回収。
・提出された宿題用紙は名前の欄を後ろに折り曲げて、書画カメラで提示しながら寸評。前回の寸評を受けて、大多数の学生は記述内容に大きな改善が見られた様子。
・質問カードへの回答。1限の方がやや活発。
・1/2限ともExercise 101番~120番を10問ずつまとめて説明。間に振り返り時間を設け、質問カードを受け付けた。教室内から携帯を使ってグーグルドキュメントに用意したオンライン質問カードにも数名が入力。
・Exercise 121~140番を時間を計って解答させる時間的余裕がなかったため、1問ずつ少し長めの時間を取りながら解答させ、すぐに解説。10問ごとに一服。同様に質問カードを受け付けた。ぎりぎりの時間配分であったが、何とか次回小テストの範囲までは解説終了。
・次回、小テスト。p.95~p.108の範囲から20題。


10月11日(火)1/2限は私事都合(忌引)のため休講。予定を1週ずつ繰り下げ、学園祭明けでもともと1週空いてしまう11月1週目の水曜日に補講を予定。


第4回 10月4日(火)1/2限
・出席はカードリーダーで記録。授業開始時に前回の宿題を回収。
・提出された宿題用紙は名前の欄を後ろに折り曲げて、書画カメラで提示しながら寸評。今回は記載内容で評価を変えることは行わないが、まとめ方は人それぞれ。この用紙をあとで見て自分自身の復習になるような形でまとめてもらうのが理想的。
TOEICのスコアを100点上げるには200時間必要と言われるが、上手に勉強すればひょっとすると50時間ぐらいの勉強で100点ぐらいあがるかもしれない。効率のよい勉強方法を学んでほしいといった話。
・同様のプリントを次回までの宿題として配布。指示内容:「教科書p.95~p.108から任意の3問以上(量より質を重視しますが、たくさん書いたほうが高評価です!)を選び、それぞれの問題の解き方を自由にまとめて提出しなさい。問題を解くために必要な知識(単語・熟語・文法・和訳など)についても記すこと。他人に説明するような書き方が望ましい。個別の記入欄は設けないが、ページ番号および問題番号を明記すること。必要に応じて裏面も使うこと。」提出期限は次回授業開始時。
・前回説明する時間が足りなかった7~24番を説明。時間の都合上、簡単にしか説明できないが、追加の質問やもっと突っ込んだ説明が必要な問題については質問カードを提出させるリクエスト方式とした。
・教科書のExercise 101~120番を辞書・例文集など参照自由で10分間で実施。121番以降も自由に進めてよい。10分後に解答を板書して自己採点。121番以降も進めている学生はウェブサイトに掲載した解答一覧を参照。
・1限は101~103まで解説して時間切れ。やはり授業開始時の先週の宿題への寸評はクラス人数が多いと時間がかかる。4限は101~120の解説には入れなかった。


第3回 9月27日(火)1/2限
・前回の質問の残りを解説。20分程度。
・宿題にしていたVocabulary Checkの解答をプリントで配布。各自が答え合わせしている間に教室内を巡回し、宿題をやっている者とやっていない者に別々の出席カードを配布。
・前期範囲のPart 5形式の問題24問をまとめたプリントを自習用として配布。
・教科書Lesson 5のTry and See / Try and See Again を連続して解答させる。10分間計測。その後5分程度延長。
・教科書を忘れてきた学生は本時の後半は何もできない状態なのでペナルティとして出席カード右上端を破棄。
・解答を板書して自己採点。出席カードの裏面に正解数を書かせる。
・後期末レポートに向けた学習記録用紙を配布。指示内容:「教科書p.95~p.102から任意の3問を選び、それぞれの問題の解き方を自由にまとめて提出しなさい。問題を解くために必要な知識(単語・熟語・文法・和訳など)についても記すこと。他人に説明するような書き方が望ましい。」提出期限は次回授業開始時。
・実施範囲の解説を行う。学習記録用紙に書き込みながらも可。本時終了時に提出があったものは受領。
・p.99の6番まで解説終了。

省察
・前日の工学部の授業とほぼ同じ進度の予定だったが、学生からの質問が多く、問題の解説があまりできなかった。


第2回 9月20日(火)1/2限

・授業開始直後に昨日のオンラインアンケートに相当する内容を印刷したもの(A5版片面) を配布。
・約15分経過後にリスニング音声を流し、聴きながら質問箇所がないかを確認。質問の仕方の例は昨日と同様。
・開始後30分の時点で全員から出席カードを回収。Partごとにざっくりと仕分けし、それぞれの質問について解説。
・約60分間で1/2限とも全員の質問に答えることができず。1限は30名弱、2限は40名強の出席。
・漠然とした質問について、1限/2限とも「マグロ1匹食べ尽くし」のたとえ話で説明。(長文が読めない、リスニングが苦手、文法が分からない…という漠然とした質問は「いきなり黄金伝説」の「マグロ1匹食べ尽くし」と同じ。どれも短時間で食べ尽くせるものではない。あっさりして食べやすい部位とこってりして食べにくい部位がある。よく分かっている箇所と苦手な箇所があるはず。どのみち一気に食べられないのなら一口ずつバランスよく食べるしかない。)
・宿題として次の章のVocabulary Checkのプリントを配布。

省察
・いずれのクラスも漠然とした内容の質問が時々寄せられている。具体的個別的な質問を繰り返し提出させることが必要か。
・クラスサイズが大きいと全員の質問に回答しきれない。翌週に持ち越す必要あり。普通教室での授業ではあるが、オンラインで解説等をまとめておくかどうかは検討が必要。
・授業時間中の質問カード(短冊形・オンライン)が数件提出されたが、プリント内容と関係のあるものではなかった。


第1回 9月13日(火)1/2限 (授業内容は昨日とほぼ同じ。情報演習室ではなく普通教室での実施のため、若干内容が違う)
・シラバス内容、シラバス追加事項、後期の目標について説明。
・前期の授業で扱った範囲から抜粋した50問をプリントにまとめたものを使い、解答させる。リスニング問題は再生速度をオリジナルよりも10%落としたものを利用。約14分。リーディング問題は約25分間とり、自由な方法(辞書参照可)で回答。終了後、黒板に正解一覧を書いて自己採点。
・リスニング問題のスクリプトとリーディング問題の和訳(抜粋)をプリント配布。
・自己採点が終わったら出席カードに記入。質問項目は「学生番号」「氏名」「リスニング正解数」「リーディング正解数」「夏休みにどのような英語学習を行ったか、自由に記入して下さい。」「後期の英語学習に関する目標を、自由に記入して下さい。」「この授業に関する要望があれば、自由に記入して下さい。」
・出席カードはA5サイズ片面。学生番号と氏名の記入欄の下に山折り線を入れておき、個人情報欄を裏側に折り返させる。(あとで書画カメラで映す時に誤って個人情報が映らないようにするための安全策)
・5分程度で出席カードを回収。個人情報欄は裏側に折り返した状態でシャッフルし、書画カメラを使って全員の自由記述欄をプロジェクタから投影。みんなの回答をみんなで眺めながらコメントを挟む。要望欄に書かれている質問にはその場で回答。
・次回までの自由課題として、わからない単語に印をつけてくるなど。

省察:普通教室の場合、昨日やったような辞書サイト利用をモニタリングし、あとで一覧提示するといった活動ができないのは残念。また、Googleドキュメントを使って一覧表示する場合はさほど時間がかからず、コメント等からも目をひくものをピックアップしやすいが、紙媒体での出席カードを使うと一人一人、順番に提示することになるので時間がかかる。そのため最後のリスニング問題をもう一度聞くという作業ができなかった。