2013年3月11日月曜日

2013.3.19(仮称)外国語教育工具開発研究会(外国語授業で使える教育工学ツール・教具開発者の会) キックオフミーティング(第1回研究会)




お知らせ:今後の研究会のご案内は個人ブログではなく研究会の専用ページ http://fletdev.blogspot.jp を利用します。



仮称ですが、「外国語教育工具開発研究会(外国語授業で使える教育工学ツール・教具開発者の会)」を新たに立ち上げることにしました。このキックオフミーティング(第1回研究会)を2013年3月19日に大阪工業大学(大宮キャンパス)で行います。

参加費は無料です。なお、3月10日現在で9名の参加申し込みをいただいております。


参加申し込み、お問い合わせ等は以下のいずれかでお願いします。

メール: kamiya[at]ip.oit.ac.jp
Twitter:@kmyken1 (https://twitter.com/kmyken1)
Facebook: @kmyken1 (https://www.facebook.com/kmyken1)


本研究会の構想と第1回研究会のプログラム、会場アクセス等をまとめた資料はこちらからダウンロードできます。(PDF資料)


以下、この資料と同一内容を掲載しておきます。


ごあいさつ
近年、外国語教育に活かすことができるパソコン用ソフトウェアやe-learning ツール類、モバイルデバイス、アプリ類、電子教材が増加傾向にあります。これらを外国語授業の中にどのように組み込むか、どのように授業を改善するかという観点を中心軸に据え、特に開発や実践に関心がある教員・研究者が意見交換を行いながら新たな開発や実践につなげて行くことを目的とする研究会を立ち上げることになりました。具体的には以下の1つ以上に関心がある方々に特にご参加いただきたいと願っています。

—(開発者として)既存のツールではなく、何か新しいものを作りたい
—(原作者として)自分のアイデアを取り入れたツール類を開発してもらいたい
—(実践者として)新たに開発されたツール類を使った授業展開を工夫したい

教育工学の考え方の一つに、授業実践者の普段の取り組みの中で「エクスポートできるものはエクスポートする」というものがあります。本研究会では外国語授業のための教育工学ツールを使った授業のあり方や、授業のどのタイミングで何をどのように使うかという観点からの記述(エクスポート)活動を推進し、開発者・原作者・実践者が協力してツール類を利用した授業実践の「見える化/見せる化」に取り組みながら、他の授業者にもよい刺激を与えていくことを目指します。こうした考え方はティーチングポートフォリオの観点からも今後、ますます注目されることでしょう。

本研究で扱うICT活用型ツールは学習者支援ツールと教員支援ツールの両方を対象とします。学習者支援ツール(特にe-learning環境を対象としたもの)については、これまで多くの研究が行われ、教育効果測定も行われていますが、翻ってこのような教育工具そのものの評価方法は定まっているとは言えません。こうした現状をどう打開するかについても、本研究会で検討できればと考えます。

今後、関西を中心に年4回程度の研究会活動を計画しておりますが、まずはこのキックオフミーティングに多数のご参加をいただけることを期待しております。


活動計画
・これまで「一匹狼」状態で活動してきた開発者の横のつながりを作り、お互いに切磋琢磨していける環境づくりを目指す。
・最初の数回は参加者がこれまで開発したツールの紹介を中心に、開発者・実践者の目線で見たツールの改良案について意見交換する。
・開発者は教育実践ツールの開発経験の有無を問わない。また、研究目的でスクリプトを書いたり、HTML でWeb ページを書いたりした経験があり、教育工学領域での応用に関心がある方々の参加も歓迎する。


活動目標
・研究会で議論した内容などをまとめ、参加者の連名で論文または学会シンポジウムで発表する。
・研究会メンバーで科研や外部資金などに応募する。
・研究会メンバーで研究報告集を作り、電子書籍として発行(販売?)する。
・研究会メンバーでソフトウェアやアプリ類を開発し、配布(販売?)する。


キックオフミーティング(第1回研究会)プログラム
14:00〜14:15 参加者の自己紹介
14:15〜14:30 趣旨説明(神谷)
14:30〜15:00 意見交換
15:00〜16:30 開発者によるショーケース形式での発表(途中休憩あり)
(スライド教材作成ツール、iPad 対応中国語学習用ツール、コーパス関連ツール、電子書籍等の発表を予定しています。発表の飛び入り参加も歓迎します。)
16:30〜17:00 今後の活動計画等について


ショーケース形式での発表について
・開発経験のある方々が外国語教育・研究関係でこれまで開発した自慢のシステム・電子教材・ソフト・アプリ・ツール類を1 人ずつ発表。発表者の事前準備は動作するようにしておくだけでかまいません。配布資料等の準備は不要です。(配布も可)ネットワーク、プロジェクタ、資料提示装置(書画カメラ)の利用ができます。
・1件につきディスカッションを含め15 分程度。5〜10 分でプレゼン、残りの時間で質疑応答と開発者コメント。
・発表者は以下の観点を盛り込んでください。(アドリブでかまいません。)
 — 何ができるのか
 — 誰が使うのか(教員が使う、学生が使う)
 — 想定しているユーザーは?使いやすさは?(マニアのみ、素人も可…)
 — どこで使うのか(普通教室で使う、CALL教室で使う、モバイル環境で使う、家庭で使う)
 — どのようなデバイスを利用するか(パソコン、モバイル)
 — どのように作ったか(プログラミング言語、開発環境、動作環境など)
 — どのぐらいかかったか(どのぐらい複雑か)
 — どのへんで工夫したか
 — 何か困っていること
 — 今後、どのように発展できそうか、追加したい機能

・ディスカッションでは次のような議論を歓迎します。
 — 発表された内容について、自分の担当する授業で実際に使ってみたいか、使える場面がありそうか、どんなことができそうか
 — こんなことはできないか、開発者が見落としている使い方や機能拡張の方向性はないか
 — ディスカッション内容に基づく新しい開発は実現可能か
 — ディスカッション内容に基づく実践利用は有益か
 — ディスカッション内容から新しい拡張可能性が生まれるか


会場案内
大阪市旭区大宮5-16-1 大阪工業大学(大宮キャンパス)

会場へのアクセス http://www.oit.ac.jp/japanese/access/img/oit_access.pdf

バス利用の場合:大阪駅前から市バス34 号系統守口車庫前行き(赤2番のりば)
http://kensaku.kotsu.city.osaka.lg.jp/bus/dia/jikoku/jikoku034495.html
「中宮」(大阪工大前)まで約20分

下車後、高架に沿って左手に進むと徒歩2分ほどで正門前に出ます。正門をくぐって左の1号館の中央のエレベーターで10階へ、フロア中央に研究会場の神谷講師室があります。(会場変更の場合は事前にお知らせします)

その他の経路(上記アクセスマップをご利用ください)
地下鉄 千林大宮(谷町線)または太子橋今市(谷町線・今里筋線)から徒歩12分
京阪 千林から徒歩20分