2013年7月24日水曜日

【2013前期水2】情報処理実習(応用)III 授業記録

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使用教材
第1回~第4回 オンライン配布資料など
第5回~第15回 よくわかるMicrosoft PowerPoint 2010 応用(FOM出版)
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シラバスはこちらです。

第15回 7月24日(最終回)

授業の流れ
・出席者は1名。とはいっても今回は出席をとらず、とにかく課題さえ出してくれたらよいということにしていたので問題なし。むしろ1名だけでも教室に来たことの方が驚き(笑)
・前回の授業記録とも少し関連するけど、自習書の解説部分を見ながらでも自力で進めるというのも立派な情報処理能力だと思っている。それなりに高度な内容を扱う教科書だったし。
・前回の出席者の5名のうち今回の授業開始時間までに一部の課題提出を済ませた者もいたのだが、なぜか教室には来ず、同じ時間帯に別の場所からmoodleに提出した者もいた。自宅なのか学内の別教室なのかは分からないけど、それも一切不問。
・なぜか不思議なことに5名とも総合問題3の提出がない様子。そんなところまで進度を揃えなくてもよいのに。ちゃんとmoodleにも書いているので指示が間違っていたというわけではなさそうだが、同じところで息切れしてしまったのだろうか?ともあれ、この5名については点数の幅はあるものの全員単位認定!これにて春学期終了です。



第14回 7月17日

授業の流れ
・出席者は5名。教科書は第7章の後半と総合問題3題を残すのみ。まずは第7章の後半で、パワーポイントのスライドのプロパティ項目を手作業でいじるという内容。さすが「応用」と名の付く教科書だけあってなかなかマニアックなところを突いてくる。もっとも、最近はファイル内の全文検索も高速になったので、以前に比べたら必要性も少なくなっているが、それでもWindowsのファイル一覧で表示項目を増やす方法を使うと便利であることを説明し、ついでに写真データのプロパティとして利用されるExifについても簡単に紹介。
・ドキュメント検査については、以前これを使って「本来匿名のはずのファイルで作成者名が見えてしまった話」や「同じファイルでファイル名だけ変えて提出して不正行為が発覚した話」など、このあたりの知識を持っている人ならよく知っている話を絡めながら紹介。また、アクセシビリティチェックとその対応については現実にはなかなか普及しないことも紹介。
・パスワードを使ったファイルの暗号化については、PowerPointだけではなくWordやExcelでも同じことをやってもらった。社会人になってからもそれなりに使用頻度は高いと思うので。そして「最終版」や「プレゼンテーションパック」については「こんなことができる」と知っておく程度。
・教科書後半の「便利な機能」という単元はこういう雑多でまとまりのない機能紹介が多い。かといって「その他」というのも具合悪いだろうから仕方ないけど。
・授業の残り時間は30分強。ここからは個人演習で、教科書第7章の練習問題と総合問題3題を全てこなすことがこの科目の最終課題。今日の授業時間中の提出もあったが、次回は出席を取らないことを伝えているので、授業時間外に各自で練習問題をやって提出してくれるのなら最終回の授業自体は来なくても構わないということにした。まあみんな他の科目の試験勉強もあるだろうから、この科目の課題は来週の授業時間中にやるというのが一番良いと思うのだけれど。(分からなければ質問もできるし…しかし実際にはこの科目の教科書は「教科書」ではなく「自習書」であり、演習問題を完成させるための操作方法も全部書いてある。この通りにやっても全く構わない。)


第13回 7月3日

授業の流れ
・出席者は4名。
・この授業も今日を入れてあと3回となり、教科書もほぼ全体を終わらせる見通しがついてきた。しかし巻末の総合問題3つを全てやったとしても若干時間が余りそうな気配なので、最終回あたりには何か教科書以外の練習素材を用意することを予告。また、3つの総合問題は全て提出課題となることも予告。
・教科書のこれまでの範囲をざっと振り返りながら、これまで出てきた内容のどこが重要か、どの機能がよく使われるかについて簡単に説明。これは今回やる範囲があまり頻繁に使われる機能ではないということの前振りでもある。
・教科書第5章末の練習問題は復習を兼ねて説明しながら一緒に進めていった。ポイントはWordのアウトライン文書からスライドを作る方法と、Excelのグラフを貼り付ける際の「埋め込み」と「リンク」の違い。ここでは1つのページにExcelファイル上の同じグラフを「埋め込み」と「リンク」の両方で貼り付けてから、元のExcelファイルのデータを変更すると「リンク」の方のグラフだけが更新されることを実演で確認させた。他にもグラフ中のデータラベルの入れ方など、教科書であまり触れていなかった点を補足。
・教科書第6章は「プレゼンテーションの校閲」ということだが、このページは実際に操作するのではなく教科書の説明を読みながら解説するだけ。あまり使わない機能というよりも、学生らだけがこの機能を知っていても意味がないので(一緒に仕事をする人もこういった機能があることを知っていないといけない)こんなことができるということだけが分かれば良いというスタンス。ただし、「検索・置換」に関して、WordやExcel、PowerPointなどとはあまり関係ないが、やはり「応用」と名の付く科目でもあるので、テキストエディタと正規表現についての説明を加えた。そしていくつかのメタキャラクタを用いた簡単な実演を加えながら説明。(この内容は情報処理実習(応用)Ⅱで毎年扱っているので、去年の授業記録ブログからリンクを張っている配布資料(12月12日)の在処を紹介し、この中から一部のみを軽く説明し、さらに「サルにもわかる正規表現入門」のサイトを紹介。
・コメント機能については教科書の説明を読むだけ。校閲機能はPowerPointの機能について触れるだけでなく、これからはクラウドでこういった作業を進めるような展開にも想像できるというような未来予想も説明した。(このあたりは情報処理実習(応用)Ⅰでも扱う内容なのだけれど。)
・第6章末の練習問題はせずにそのまま第7章へ。最終章は「便利な機能」という単元だが、この最初のところにあるテンプレートの利用について、テーマとテンプレートを比較しながらデフォルトで搭載されているデザインテンプレートの一つを編集してからテンプレートとして保存するというところまでやって授業終了。



第12回 6月26日

授業の流れ
・出席者は3名。増えたり減ったりだがこのまま最後までもつか?
・前回の範囲のスライドマスタ関連のところは復習メニューには含めず。なぜか同じ章に入っている動作設定ボタンのところの復習から開始したが、別にお仕着せの動作設定ボタンに限らず、クリップアートやウェブ上から取ってきたアイコンなど、どんなものにも文書内リンクなどを貼ることができることを説明。動作設定ボタンってあまりデザインもよくないし、種類が限られているから。
・次にWordのアウトライン文書をPowerPointスライドに貼り付けるという件の復習を入れたが、今回はWordファイルで作った雑多なメモ書きを作り、見出し1〜見出し3を付けたり、改行を項目内改行に置き換えたりして、スライド全体を俯瞰しながら作っていくというアプローチで説明。そしてWord上でスタイルを変更するという件についても説明。続いてそれをPowerPoint上に読み込み、書式をリセットする方法や、アウトライン表示にして表示項目をTabやShift+Tabを使って階層を切り替える方法について説明。
・この授業では説明+実習で進める形ではなく、時々15分なり30分なり、学生自身が教科書を見て自分のペースで進めるということをやっている。これはいずれ学生自身が新しいソフトの操作方法を学ぶ際にテキストを見ながら独学できるようになるための訓練の一種。いつまでも誰かに習うという方法だけでやるわけにもいかないし。今日はExcelで作ったグラフや表をPowerPointのスライドに貼り付けるという方法をほぼ独学で進めてもらったが、あとで埋め込み、リンク、図として貼り付けの区別について教科書の内容を補足説明した。(図で貼り付けると改ざん防止にもなるということも含めながら。)また、表を貼り付ける部分ではテキストのみを保持するという機能があるが、これと関係づけてタブ区切りでテキストエディタ・Word・Excel・PowerPointの間でやりとりできるということにも触れた。(以前どこかで説明したような気がする。ついでながら応用Ⅱの科目では形態素解析を行った結果をExcelに貼り付けるというような手順もあることも説明。ここでコンマ区切りやタブ区切りを使っている。)
・表やグラフの書式設定やスクリーンショットの貼り付けなども教科書に従いながら自習にて学習。特に質問等は出てこなかった。教科書第5章の練習問題の手前まで終わったことにして今日の授業は終了。



第11回 6月19日

授業の流れ
・授業開始時点で教室には1名しか来ていなかったので1名相手にスタート。まずはスライドにヘッダとフッタをつける話と、それを微調整するにはスライドマスタを使うという話。教科書に沿って進めたつもりだが、毎年うっかりやってしまうスライドマスタの設定ページを間違えるという落とし穴にやっぱりハマってしまった。絶対この画面設計はユーザビリティが低い!などとMicrosoftのせいにしておきたいところ。(学生が間違えるのはまだしも、なんで使い慣れているはずの教員も同じミスを毎年やってしまうのか本当に謎。自分がおっちょこちょいという以外の理由があるのでは?)
・PowerPointのオブジェクトの動作設定ダイアログボックスにある「プログラムの実行」や「マクロの実行」や「OLEオブジェクトの動作」など、教科書以外の補足もかなり突っ込んだレベルの話を交えながら進めて行った。そして教科書に戻り、オブジェクトをクリックしたら別のスライドに飛んで行くという話をしている時に別の学生が2名遅刻で入室しペースが乱れてしまった。(1人が3人に増えるのは良いことだがタイミングが悪いとどうも調子が狂う。)早速進度がずれてしまったので、急遽30分程度の完成目標時間を指示した上で、教科書の第4章の練習問題まで終わらせるという個別サポート中心の展開に予定変更。とはいってもさすがに応用3なんていう名前の授業を取る学生のことだからそれなりにセンスは良く、基本的な部分もそれなりに理解している状態で、教科書の説明だけで特に問題なく進められる様子。それよりも却って自分自身の方が深く考えすぎてしまって教科書の説明を誤解したりするなんていうことも…。
・続いて教科書第5章の「ほかのアプリケーションとの連携」への単元へ。一般にPowerPoint教材で他のアプリケーションとの連携といえばPowerPointにExcelのグラフやWordで作った表を貼り付けるというような練習が想起されるところだが、さすがに「応用」と名のつく教科書はマニアックなところを突いていて、Word文書をアウトラインとしてPowerPointスライドに貼り付けるというような説明が出てくる。ただ残念なことに少ないページ数でこれだけのことを簡単に説明して実際に操作しておしまい、という内容に終始しているので、さらに一歩踏み込んでWordで「見出し1」〜「見出し3」のようなスタイル設定をするとどうなるか、という話から始めていき、PowerPointのタイトルスライドが2行になっている箇所の元のWordデータで[Shift]+[Enter]を使った改行があることから、LFとLF+CRの違いの話や、Excelのセル内改行の話などへとどんどん広がって行った。話している途中に「脱線し過ぎかも?」という気がしたところでちょうど時間切れとなって終了。


第10回 6月12日

授業の流れ
・出席者は5名。出入りの激しいクラスですが、とりあえず2週前の人数に戻った感じ。(前回欠席の1名は忌引だったとの報告あり)
・教科書第3章の練習問題から。前回同様、動画や音声の素材をスライドに貼り付けて保存してしまうと学生の個人領域を一発で使い果たしてしまう恐れがあるので、おそるおそる作業しながら、上書き保存せずに練習問題の内容を途中まで実施。最後のステップでビデオに出力するという手順もあったけど、これも割愛せざるを得ない。前回来ていなくて今回来ているという人が今日の出席者の6割を占めるので(!)前回の内容やそれ以前に扱った内容も復習がてらいろいろ挟みながら進めて行った。(オーディオのアイコンの位置揃えの時にグリッドの数を変えてみる手順など。)また、Audacityを使った音声加工遊びも再度簡単に説明。そして10分弱の個人での振り返り時間。ここまでで45分。
・後半は教科書第4章。「スライドマスタはテンプレートを薄めたようなもの」という説明をした後で「スライドマスタの落とし穴」(共通のスライドマスタではなく個別のスライドマスタの方をうっかり触ってしまい、全体に反映されなくなる件)に注意しながら、まずはタイトルやセクションスライド以外のものを共通デザインにする練習。続いてタイトルスライドのスライドマスタだけを変更する練習。
・修正したスライドマスタを「テーマとして保存」する手順について説明したあと、関連事項として「テンプレート」との比較。また、WordやExcelでもテンプレートとして保存する手順について説明。
・教科書の流れとして区切りのよい「ヘッダとフッタ」のところまで進めたかったが時間が足りなかった。前半に時間をかけすぎた。次回は「ほかのアプリケーションとの連携」の単元を半分ぐらいまで進める予定。



第9回 6月5日

授業の流れ
・出席者は2名!さびしいぞ!先週の人数から明らかにリバウンド状態。
・教科書第3章に沿ってPowerPointスライドに動画ファイルを挿入し、明るさ・コントラストの変更や開始時間と終了時間を変えるトリミングなどを実施。また、同様にオーディオファイルを挿入し、クリックで再生するのではなく自動再生に変更するなどの作業。ここまでで40分程度。
・教科書に沿ってやるだけでは面白くないので、オーディオファイルの加工の練習として、学内環境にも入っているAudacityを使って音声編集についても少し紹介。YouTubeで再生しつつAudacityで30秒程度音声のみを取り出したファイルを各自が作成し、トリミングや編集など。少々おふざけ要素だが、以前話題になった「平井堅の声を120%のスピードで再生すると一青窈の声になる」みたいな内容を紹介。(「平井堅 一青窈」でググったら出てくる。ほかにもいろいろな例があるらしいけど。)また、Audacityでの音声編集の例として、放送禁止用語で使われる「ピー」の音に変更することなども簡単に実演。また、トラックを複製して冒頭に別々の長さの無音を入れて同時再生してトリップしそうになる感じの音源にしてみたり…とにかくまあいろいろ遊べるということを知ってもらえればよいかな、と。音声加工でいろいろ遊んでみる時間を10分ほど確保。
・教科書に戻り、スライドの切り替えを自動的に行うように設定。それをビデオファイルに出力するという課題が次に続くが、ファイルを保存しようとしたら個人領域を超過してしまいそうになって保存に失敗。まあ個人領域が1GBしかないので、動画関連の授業内容であれば毎年どこかのタイミングでこれはどうしても発生してしまうのだけれど。
・次回、教科書第3章の練習問題をやって第4章のスライドマスタあたりの内容に進めていく段取り。



第8回 5月29日

授業の流れ
・出席者は5名。第8回目にして過去最大の出席人数!…っていったいどういうこと?
・教科書第2章の練習問題から開始。PowerPointでA4縦の「喫茶店のチラシ」を作るという課題だが、この中でも特に「応用レベル」の操作方法として覚えておいて欲しいこととして「グリッドの間隔の設定」「Ctrlキーを使った図形のコピー」「テキストボックスの挿入」「図形のグループ化」の手順のところに☆印をつけてはっきり区別しておくよう説明。(これ以外の操作はちょっとPowerPointに慣れている人なら誰でも分かる操作手順だと思う。)また、追加事項として教科書になかったクリップアートの周囲にぼかしを入れる方法を板書説明。
・30分程度で完成品をmoodleから提出という段取りを考えていたが、結局なんだかんだで50分がこの作業に消えて行った。次の範囲の説明に入ってからも作業を続けている学生もいたが、全員が授業時間中には提出してくれた。
・教科書第3章のマルチメディアの活用はPowerPoint上にビデオやオーディオを挿入するという作業だが、特にビデオの編集作業はPowerPoint 2010からできるようになった作業なので、過去のバージョンとの比較の話を少々…のつもりが予想以上に脱線してしまい、.doc/.xls/.ppt と .docx/.xlsx/.pptx の違いの話から始まり、「Word zip 画像 一覧」などでググったら出てくるOffice 2007以降のファイル形式の拡張子をzipに変えたら圧縮ファイルとして展開できてしまい、その中に画像ファイルがそのまま入っているという話を紹介。何となく今日1限の授業のテーマが「ライフハック」だったので、ついついライフハック的なOfficeソフトの使い方をしゃべりたくなった模様。
・そんなこんなで肝心の教科書第3章は概略を紹介するだけで終わってしまった。もともと動画やオーディオを多数使うという単元だけあって、教科書の付属CD-ROMにビデオが収録されているが、課題2つで200MB以上もある。普通の学生のQuotaを考えるとなかなか扱いにくいが、とりあえずこれは来週一緒に進めて行くということにした。
・実は今回はPowerPointスライドに直接YouTubeの埋め込みリンクを貼るという方法を紹介する予定だったのだが、授業開始直前に動作確認をしている時に「選択された項目を再生するには、新しいバージョンの Adobe Flash Player をインストールする必要があります。Adobe Flash Player をダウンロードするには、Adobe の Web サイトを参照してください。」が発生して正常に利用できないことが判明。去年まではできたはずなのに残念。なかなか使える方法でもあるので、PowerPoint 2010を個人で利用している場合は是非、大学以外の場所で試して欲しいということで、操作手順だけ板書して説明。ググってもいろいろ説明は出てくるのだけど。



第7回 5月22日

授業の流れ
・出席者は4名。教科書未購入が2名。貸出用があるが教科書を購入しないと単位認定しないと脅しておいた。そもそも「応用Ⅲ」という名前がつく科目でもあるし、教科書のレベルを超えた学習をして初めてこの授業の基準に達する。教科書のレベルを理解するだけではダメだ。ましてや教科書を買わないのは論外。(半分冗談だが半分本気)
・今日から教科書の第2章、グラフィックの活用。前半のページ設計、スライドのレイアウト変更、背景のスタイル設定、背景の書式、グリッドとガイド、図形の塗りつぶしと回転、表示順序、グループ化、図形の整列といった基本的な操作方法は、教科書の別の章に書いてあるような応用技なども紹介しながら一緒に進めて行く形で進めた。最後、クリップアートとテキストボックスを挿入して中身を入れるという箇所についてはWordなどの実習でもやっているので、一部、普通の利用者は見慣れないような細かい書式設定があるものの、各自が教科書を見ながら進めて行く形とした。4名しかいないし、各自の進捗状況も把握できるので、今日は特に提出課題なしということにしたが、全員が教科書の第2章の終わりまで行けた様子。
・以前に比べたらPowerPointもかなり使いやすくはなっているが、それでもなぜこんな操作をしたらこうなるのか?という箇所や、書式設定などで分かりにくいところがたくさんある。例えばCtrlを押しながらドラッグするとオブジェクトが複製されることとか、Altを押しながらドラッグするとグリッドに合わせてオブジェクトが動く機能が一時的に解除されるとか。オブジェクトの回転の角度を指定する時になぜか「サイズ」というパネルで操作するというのも実にユーザー泣かせな設計だと思う。
・このクラスは応用クラスなので是非、PowerPointのリボンにある内容などは使い道が分からなくてもとりあえず全部クリックしてみるように勧めた。「あれをやりたい」と思った時にすぐに操作方法を思いつくというのも応用レベルとして必要なスキル。
・次回、教科書の第2章の練習問題をやってからいよいよPowerPoint上での動画の加工。教科書に含まれないYouTube動画へのリンクについても紹介する予定。



第6回 5月15日

授業の流れ
・出席者は3名。ただし常連さんが1名欠席、お久しぶりさんが1名出席。残念なことに全員が教科書を持って来ていなかった。貸出用は2冊しかない。4月の1週目から、当分使わない教科書だけど早めに買っておいて!と言っておいたのに…。そして開始後40分でもう1名、お久しぶりさんが入室。(本日欠席の常連さん1名を加えると5名だが、今日受け取った履修者名簿では8名が履修登録していることになっている。)
・最初の20分程度はPowerPointスライドにGoogle画像検索などでとってきた任意の画像を貼り付け、アート効果、色のトーン変更、回転、トリミング、背景の削除などを自由にやってみる実習。これらを自由に試し、途中経過の段階でよいので提出してもらった。
・教科書では参考学習となっているPowerPointを使ってフォトアルバムを作る機能を実習。リボンの中でも滅多に使わないボタンに案外面白い機能や便利な使い道があったりするのをもっと知って欲しい。
・続いて章末の練習問題も実施。FOM出版の教科書は親切すぎるのでほとんど補足すべきことがないが、教科書を見ながら自分でモタモタやるよりも、一緒にさっと進めて行くということに意味があるのだろう。教科書の内容が理解できたらOKということではなく、教科書の内容を教員が実演するのを見ながら、素早いメニュー操作を覚えるといったところに「人より速く目的の文書を作ること」も目標に設定している応用レベルの授業の意味が見いだせるのかも、などと妄想。
・教科書にない補足説明をいくつか加えたが、実際にはこの内容は次の章で詳しく説明してある。同じ操作方法も1回やっておしまいではなく、何度か繰り返して紹介する必要があるだろうし、場合によっては教科書の先取りなんかもどんどんやった方が良いかな、と思う。ただし受講生が毎週きちんと出席してくれるという条件さえ整うのであれば。
・教科書第2章にも入る予定だったが、やっぱり次回からということにした。



第5回 5月8日

授業の流れ
・先週あたりから出席者数が怪しい状態になっていて、今日も授業開始時は2名。もはやこれで確定か?と思ったら1名が遅刻入室。この3名には学期末まで頑張って欲しい。
・予定を1週繰り上げて今日からPowerPointに入るつもりにしていたが、先週分の選択課題として用意したWordによるベクトル描画でトランプの4つのマークを作るという課題を最初の30分でやることにした。ダイヤは簡単だがハート、スペード、クラブの3つはなかなか手強い。みんなそれぞれ形は不揃いではあるが、とりあえずWordでもこんなことができるということだけでも知っておいてもらえれば、と。
・今日から教科書として『よくわかる Microsoft PowerPoint2010 応用』を利用開始。まず全体の構成とポイントをざっと説明してから第1章の「画像の加工」へ。60分弱で第1章の章末問題以外はほぼクリアといったところ。PowerPointだけでなくWordでも同様の作業ができるので、時々Wordに切り替えていろいろ練習しながら進めた。次回も画像加工あたりをGoogle画像検索などで取って来た任意の画像ファイルを使って、特に背景の削除あたりをいろいろ実習してから教科書の続きを進めて行く予定。



第4回 5月1日

授業の流れ
・この授業は毎週水曜日の2限の授業だが、今日は授業回数確保のための土曜日授業の振替実施日となっている。もともと土曜日は開講されている授業も少ないので、7月に1回、海外出張で休講にする予定の分の補講を前もって実施させてもらうことにした。1限は予想以上に人数が集まったが、2限は多分人数が減るだろうと予想していたところ、案の定教室には2名だけ(うち1名は1限と両方とっている学生)だった。
・必ずしも補講のため出席者が少ないだろうということを見込んで、というわけではなかったが、今日の授業は3種類の課題のうち、好みの1つ(以上)を実習し、完成して提出したら終了という形にしていた。
・用意したのは以下の3種類だったが、2名とも(1)を選択した。
(1) Wordの実習課題としてよくありがちな、文書ファイルに別途用意された写真やSmartArtや表やグラフを入れて行って完成させるという課題
(2) セルの結合が必要な、ちょっとだけ複雑な表をWordまたはExcelで作成するという課題
(3) Wordでベクトル描画の機能を使い、任意の画像を作る
・この科目は一応は「応用III」という名前がついているので、操作方法を教えながら一緒にやるのではなく、まずは個人で試行錯誤してみるということを1つの目標にしているのだが、今日の2名にとっては(1)の課題は簡単すぎたのかもしれない。SmartArtの挿入に関して少しだけヒントを与えた以外は特に説明すべきこともなかったようで、90分授業のうち50分弱で2名とも完成できた。Moodleから提出させてかなり早めに終了。
・今日は授業への出席はノーカウント。欠席者もこの課題のいずれかを提出することで出席者と同じく最終成績の8点分(満点)で評価する予定。欠席者の課題提出期限は2週間後。



第3回 4月24日

授業の流れ
・出席者は3名。前回出席者が2名欠席で、就活理由による今週から新規参加が1名。
・今日の前半は「タイトルいろいろ練習シリーズ」。Wordで同じようなものを作ってみるという練習。(お暇な方は是非挑戦してみて下さい!)毎年やっている課題だが、同じような枠囲いに見えるものでも3通りの作り方があり、ホームリボンにある枠囲い、1行×1列の表を作って中に文字を入れる方法、横書きテキストボックスを使う方法が考えられる。また、これらはクリックしたときや移動させるときなどの挙動が異なることなどを説明。他にも文字横幅の拡大/縮小や1行×1列の表から部分的に枠線を消すことで目当ての形になるように調整することや、スペースやタブに重ねて二重取り消し線を入れることで二本線を入れる方法などを紹介。また、リクエストがあったので(10)のような画像ファイルを作る際にWord 2010のフォトレタッチ機能を使って背景色を消すという練習も追加した。(この内容は第5回から利用するPowerPointの教科書の冒頭部分で出てくる)学生が3名しかいなかったということもあり、比較的短い時間でこのファイルでの練習を終了。
・後半は段組みとタブを使った復習課題だったが、こちらも全員がかなり簡単に終えることができたようで15分ほど余ってしまった。moodleに予め用意していた次の課題は結構時間がかかるものなので、早めに終了。
・就活理由で今回からの参加となった学生がタブとリーダーについて理解していなかったので、個人指導で簡単に補足して終了。
・シラバスでの予定では5回目まではWord、6回目からPowerPointという段取りにしていたが、今年の受講生はWordの操作にはあまり問題がなさそうな感じなので、1週前倒しにして再来週から教科書を使ってPowerPointの学習を進めて行くこととした。来週は罫線を使ってちょっと複雑な表を作る練習だが、同じものをWordとExcelで作ってみるという内容を予定。Excelの罫線を使って文書を作るというのは日本の悪しき習慣だが、学生らも日本で仕事をするなら必ずどこかで目にするとも思うので…。



第2回 4月17日

授業の流れ
・出席者は4名。前回出席者の1名が欠席、今週から出席1名でプラマイゼロ。
・前回の資料を使ってタブとリーダーを復習。前回出席だったのに行頭の位置揃えを左インデントではなくタブで揃えようとしている学生を発見…。
・今日も教室内の様子によって臨機応変に内容を変えるつもりで新しい課題をいろいろ用意していたが、時間が余りそうだったため、途中で追加の課題ファイルを去年のmoodleから移動させてくるなどゴタゴタがあったが、いずれもWordで文字データが入力してあるファイルにセクション区切りを入れ、部分的に段組みをするという練習が中心のファイルを4つ実施し、4つ目を本日の提出課題とした。
・練習課題(1)〜(4)で出てきた内容は「タブとリーダー」「セクション区切り」「段区切り」「改ページ」「段組み」「文字の均等割り付け」「書式のコピーと貼り付け」「左インデント」「ページ罫線」など。どれも基本的な(だけど知らない人は全く知らない)操作方法なので、いつでも使えるよう定着させて欲しいところ。
・今日の時点でのmoodleはこんな感じ。(クリックで拡大しますが、画像ですので中身はダウンロードできません。残念ながら利用した練習課題(1)〜(4)は著作権上の理由によりファイル公開はできません。)




第1回 4月10日

授業の流れ
・履修登録データと連動しているmoodleの参加者リストによると8名が登録しているとのことだったが、教室に来ていたのは4名。1回目なのでほかの科目と迷っている学生もいたのかもしれない。あいにく今日から早速、結構レベルの高い課題もあったのだけれど。
・シラバス内容に従ってざっと説明。しかし、毎年この授業を取りにくる学生のレベルもいろいろだし、昨年度の応用IIの授業を取っている学生がいると少し内容が重なってしまうこともある。今年度は最初の数回は課題はいろいろ多めに用意しておき、集まった学生の様子に合わせて内容を変えるということにしておいた。幸か不幸か昨年度の応用IIの受講者は誰もおらず、応用IIの第1回でやったタブとリーダーの使い方を練習する課題を誰も理解していなかったようなので、第1回はこの内容から始めることにした。
・まずはルーラーの表示、編集記号の表示方法を説明。各行をタブで区切りながら入力したものを行選択してからルーラーの上をクリックする方法で左揃えを実習。その後、タブ記号を任意の場所に追加・削除・移動などを段階的に実習。同様に中央揃えと右揃え、書式のクリアとタブのクリアなども説明。
・1行に複数のタブが入っているものを作る練習をしてから、最初にやった内容のタブにリーダー線をかぶせる方法について。次にFAX送信票のような文書を異なる2種類の方法で作成する練習。一つは行末にタブを入れて、2つ目のタブの後ろを右揃えにして、そのタブの部分も下線を引くという方法。もう一つはWordの表作成を使って表の中身を埋めてから、あとで白色の罫線を上書きすることで見た目を揃える方法について。
・最後にExcelとWordの間でのデータをやり取りする場合にタブ区切りが使えるということについて簡単に説明。実際にExcelからコピー&貼り付けをした時に、Wordに貼り付けた直後に書式のクリアを行うと、Wordでタブで区切りながら入力したものと同一になることを確認させた。

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