2019年3月13日水曜日

英語授業用 不規則動詞提示ツールを改良しました!

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※この記事は http://www.oit.ac.jp/ip/~kamiya/ivt/ からの自動リンクです。
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2019年3月13日、既存のツールに若干手を加えただけですが、改良版を開発しました。

iOS搭載機器のApp StoreからFileMaker Go 17という無料アプリをインストールしますと、上記の3番目にあるものがそのまま利用できますので、普段、教室でiPadなどのタブレット機器をお使いの先生方にはこちらが便利でしょう。

しかし、データの入れ替えにはパソコンを必要としますし(iOSでもボタンは画面上に現れますが動作しないようになっています)フォルダ内の .fmpur ファイルを .fmp12 という拡張子に変更しなければなりませんので、一手間かかります。

ただし、この手間さえ厭わなければ、生徒に不規則動詞を自習させるためのツールとしてもお使いいただけます。

FileMaker Go 17への取り込みについては、Dropboxを利用すると便利です。フォルダに入れ、右クリックして「リンクをコピー」し、urx.nu などのURL短縮サービス・QRコード生成サービスを使い、プロジェクタ等で投影したURLをSafariから入力させるか、QRコードをカメラで読み取らせると起動できます。

もし「プレビューを表示できません」と表示された場合,画面右の上「・・・」(3つの点)→「エクスポート」→「別のアプリで開く」→「FileMaker Goにコピー」をタップしていくと正常に開けます。

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2010年8月に外国語教育メディア学会で発表した「不規則動詞 提示ツール」の改良版を公開します。学校や塾などでご自由にお使い下さい。このツールはExcelファイルで作成した英語動詞の「日本語訳、原形、過去形、過去分詞形」を様々な方法で表示できるツールです。教室内でプロジェクタや電子黒板を使って提示し、指導者のあとについて生徒が声を出しながら読む練習などで使えます。

ダウンロードはこちらからどうぞ。
Windows 用
Mac OS X 用

不規則動詞のデータ34件を入力したExcelファイルも公開します。これを任意の内容に書き換え、上書き保存したものを「不規則動詞 提示ツール」の起動画面右上の「Excelデータ取り込み」ボタンで読み込むことができます。

Excelファイルは以下のような単純な形です。

ツールをダウンロードしたら圧縮フォルダを展開し、IVT130527.exe (Mac OS X 用は IVT130527.app) を起動して下さい。初回起動時のみユーザー名を尋ねてくる場合がありますが、何を入れても動作します。

起動すると以下のような画面が表示されます。

画面上部の「表示順」は、Excelファイルの内容を入力順に提示するか、ランダム順に提示するかを選べます。また「ループ」を選ぶと、最後まで表示されたら1件目に戻ります。

「提示開始」をクリックすると以下のような画面が表示されます。白い枠が上から順に現在形、過去形、過去分詞形で、右側に日本語訳も表示されています。これらの枠内をクリックすると表示内容を出したり消したりできます(日本語訳の欄には枠はありませんが同様に動作します)。この機能は語形変化を提示しながらの音読練習などで学習者が語形を思い出せない場合などに一時的に表示すると便利です。


表示画面の上部にある左右の矢印で前後の単語に移動できます。起動画面のデフォルト表示項目で「ランダム1箇所」や「ランダム2箇所」を選んでいる場合、単語が変わるごとに表示枠もランダムで変わります。

ツール上で枠内をクリックすると、以下のようなスライドをいろいろと表示することができます。空いている場所を口頭練習したり、全体を表示してから少しずつ消していくといった使い方だと生徒たちも楽しく学習できるのではないでしょうか。これを黒板とチョークでやろうとするととても大変です。








通常、このようなスライド教材はPowerPointなどのソフトで作成されますが、本ツールのようなインタラクティブな利用(枠をクリックしたら表示・非表示を切り替えられる)などを行うにはかなり大変です。本ツールの場合、データは単純な形のExcelファイルで用意し、これをツールに取り込むことで様々な方法で表示することができるようになっています。

英語教員の皆様の授業の活性化に是非ご利用下さい。

操作方法などのお問い合わせはメールで kmyken1 [at] gmail.com までお気軽にお尋ね下さい。ご要望や改善提案なども是非お寄せ下さい。

私は以前から黒板とチョークでやるのは困難・不可能な指導をスライド教材を使って円滑に進めるという方法に関心があります。PowerPoint型の教材にも様々な工夫がなされたものもありますが、一つのデータを様々な枠に流し込んで多目的に利用することができるデータベースソフトウェアの仕組み(とはいってもこのツールではせいぜい年賀状の宛名書きソフトで使われる程度の限られた機能ですが)はスライド教材作成にも応用できる余地があると思います。

今後もいろいろなアイデアを少しずつツール化していき、これまでにはなかった教員支援型・授業支援型の開発を継続していきたいと考えています。先生方のアイデアも是非お聞かせ下さい。新しいツール開発に向けての共同研究に発展していけるかもしれません!(ちなみにこの不規則動詞提示ツールの2010年8月の最初の発表を聴きに来て下さった先生方との共同研究は総勢7言語12名の共同研究プロジェクトに発展しており、今も新しいツール開発と実践利用を繰り返し行っています。このプロジェクトについてはこちらの記事にまとめています。)

これ以外にもスライド教材を効率的に表示するツール類も公開しています。http://www.oit.ac.jp/ip/~kamiya/ からどうぞ。

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