2013年6月28日金曜日

こんな教材が欲しい!を試作してみた:ヒント付き和文英訳による関係代名詞の学習

以前から「文法項目に特化した和文英訳が練習できる教材」ってないかなあ?と思っています。いろいろ探しているつもりですが、なかなか良いものが見つかりません。

「文法項目に特化した英文和訳が練習できる教材」なら、それこそ掃いて捨てるほどあります。でも、その逆はほどんど見つかりません。日本の英語教育は「英語を読む」ことに集中しすぎると言われることがありますが、なぜ「英語を書く」ことをこんなにおろそかにするのでしょうか?

英文法の教材でよく見かけるのは「空所に適切な関係代名詞を入れよ」とか「適切な関係代名詞を選べ」とか、並べ替え問題みたいな出題形式ですが、これではいつまで経っても「一定の長さの英文が発信できる英語力」にはなりません。文法の基礎固めにはこういった知識は当然必要ですが、その先にもう一歩だけ進めるために和文英訳問題を使いたいのです。

でも、ここで考慮しておきたいのは和文英訳を通じて関係代名詞の使い方を勉強する時に「他の文法項目のことをあまり考えないで済むようなヒントがあること」です。関係代名詞の単元にある和文英訳の問題なんだけど、冠詞や前置詞の使い方を間違えたので減点!なんてことがあってはいけない。

学習英文法にも積み上げ式のところがあります。しかし英文法の体系は必ずしも「下から順番に上がっていく学習階層図」のように捉える必要はないと思います。つまり、5文型が分からない、時制につまづいた、不定詞って何?という状態のまま関係代名詞の単元に入って余計に分からなくなる。これは英語が嫌いな学習者にとっては非常に辛いことですよね。

関係代名詞だけを学習したいのに、5文型や時制や不定詞など、他の単元で学んだ内容が基盤となるような、そうした既習知識を前提としないと関係代名詞の学習ができないなんて、どこか間違っているような気がするのです。

前置きが長くなりました。今回は関係代名詞の主格と目的格のみに絞り、これ以外の文法事項はヒントとして問題文に埋め込んだ問題を20問、試作してみました。前置詞や冠詞の使い方にも迷わなくて済むようにいろいろ工夫してみたつもりです。

前半10問が主格、後半10問が目的格です。

なお、プリントアウトしてお使いになりたい場合はこちらのWordファイルをご利用下さい。



必要に応じて単語を補いながら、( )で指示された語句を全て使って英訳しなさい。
ただし( )の内部の語順は変えてはいけません。

1. アレクサンダー・グラハム・ベル(Alexander Graham Bell) は電話(the telephone) を発明した(invented) 人(the man) です。

2. あの喫茶店で(at the café) 働いている(works) 女の人(the woman) を知っていますか?

3. そのケーキをお買い上げの(bought the cake) お客様全員(all the customers) に連絡しました(I’ve contacted)。

4. 隣に(next door) 住んでいる(lives) 男性(the man) はピーターです(is Peter)。

5. 私たちは肉を出す(serve meat) レストランには(to restaurants) 行きません(don’t go)。

6. 苦い味の(tastes bitter) コーヒー(coffee) は嫌いです(don’t like)。

7. この靴(these shoes)、ちょうど今(at the moment) セールをやっている(has a sale) 店で(from the shop) 買ったんだ(I bought)。

8. 日本語を話す(speaks Japanese) 先生(a teacher) がいます(we have)。

9. 中国(China) は現在(at the moment) 最も成長が早い(is growing fastest) 国です(is a country)。

10. 緑茶(Green tea) は健康に良い(is good for your health) 美味しい飲み物です(is a delicious drink)。

11. これは私が探していた(looking for) ペンです(is the pen)。

12. 私が一番好きな(I like most) 先生(the teacher) は数学の先生です(is my math teacher)。

13. 2年前に(two years ago) 買った(we bought) 車(the car)をちょうど売り払ったところです(just sold)。

14. 昨日電車の中で(in the train) 読んだ本(the book) は机の上にあります(is on the desk)。

15. 母がくれた鏡(the mirror) をうっかり壊してしまった(I accidentally broke)。

16. ホワイトボードで(on the whiteboard) 使える(I can use) ペン(any pen)、持ってる?

17. メアリーは私が話していた(talking about) 女性です(is the woman)。

18. 去年の夏(last summer) 海岸に行った(went to the beach) 日(the day)のことを覚えてる(remember)?

19. 彼は日本が生んだ(Japan has produced) 最も偉大な物理学者の一人(one of the greatest physicists) です。

20. モニカ(Monica) は先週開かれた(held) パーティーで会った(I met at the party) 男と一緒に(with the man) 仕事をしている(is working)。



(私の授業で使う予定がありますので解答は載せません。誰か英語に詳しい方に採点してもらうか、kamiya [at] ip.oit.ac.jp 宛にメールでご連絡下さい。先着20名様ぐらいまで、採点して模範解答とコメントを添えてご返信します。受付を終了しましたらこの記載は削除します。)



どうでしょうか?全ての文法項目でこんな練習がいろいろできる教材があったらいいなあ、と思いませんか?

上記のような出題方法をSTEP 1、全てのヒントを外したものをSTEP 2みたいな感じでも学習しやすいかもしれません。

誰か、こんなアイデアで教科書を作ってくれませんか?(このアイデアは何の断りもなくお使いいただいて結構ですが、もしもこういうコンセプトの教材が出版されたら是非ご一報下さい。)

それとも自分で作るしかないのかなあ?英語教育関係者の方で、この企画に乗っかりたいという方、いますか?

※上記の問題データは改変・再配布自由です。Wordファイルの方もご自由にお使い下さい。

2013年6月25日火曜日

「外国語教育工具の評価方法をめぐって」(2013.6.15 メソドロジー研究会 口頭発表)

2013年6月15日に関西大学で開催された外国語教育メディア学会関西支部メソドロジー研究会で「外国語教育工具の評価方法をめぐって」というタイトルの口頭発表を行いました。当日はPowerPointのスライドも作らず、Wordファイルで作った発表レジュメをそのまま投影するという手抜きをしたのですが、これは書籍からの引用やスクリーンショットの数が多く、スライド配付資料にするとかえって見にくいかな?という気がしたためです。(単なる言い訳ですが…)

発表資料は以下の2種類(各4ページ、計8ページ)です。当日はこの2種類をA3両面に印刷したものをホチキス止めで配布しました。以下はPDFファイルへのリンクです。
付記1:発表資料で引用しているノールズ(2002:513)の図表イメージは自分でスキャナで読み込んで画像にする手順が面倒でしたので、どなたかの資料で貼られているものをそのまま再利用させていただいています。うっかりどこでいただいたかを控え忘れてしまいました。

付記2:外国語教育開発研究会の第2回研究会は9名の参加者を得て2013.6.22に予定通り開催されました。上記リンクは6月15日時点の情報です。当日の議事録等は近日中に研究会サイト http://fletdev.blogspot.jp/ にて公開します。


当日、主張したかったテーマは以下の3点です。
  • 外国語教育で使われる「道具」の評価方法は「学習者のスコア向上」だけしかないのか。 
  • 教育工学領域の概念で外国語教育メディア研究に取り入れられていない評価手法があるのでは? 
  • ICT活用型外国語教育工具の展望:開発者・原作者・実践者の視点から 
このそれぞれについて、口頭発表では以下のような観点を補いながら説明しました。(詳しくは上記の発表資料をご覧下さい。)
  • 外国語学習を支援できるシステムには学習者のスコア向上には結果が現れないというものもある。このような直接目に見える結果が出ないようなシステムの開発を一層拡大していくためには、評価軸そのものを検討するところから始めなければならない。そして、きちんと評価されないことには開発スキルのある外国語教員が報われないし、広がっていかない。では、その評価方法はどうしたらよいか。 
  • 教育工学といっても非常に多岐にわたるが、今日は次の3つの観点を「つまみ食い」的に用意してきた。「exportableなものでなければならない」、「教えるゴールの3分類」、そして「ペダゴジーとアンドラゴジー」。 
  • exportabilityを高めるための教育工具としての評価はどうあるべきか? 
  • 外国語学習は教えるゴールの3分類(実際には4分類や5分類の文献もあるが、今日は一番ざっくりとわけた3分類のものを引用)のうち、どのスキルを向上させるものか。また、どのスキルを伸ばすための教育工具なのか。これらを混同していないか。 
  • ペダゴジーとアンドラゴジーのどちらに焦点をあてた教育工具なのか?仮に学習者を大学生に限定するとしたら、そもそもこの2つのうち、どちらが大学生に向いているのか。 
  • 「従来の方法よりも優れている」ことをどのように記述するか?学習者のスコア向上以外の観点には例えば「つまづきそうなところをそっと助ける仕組み」や「教室外学習時間を増やすための仕組み」がある。また、教育者への支援策として「教材作成の省力化ができるシステム」や「教材の多目的利用を可能にするシステム」も考えられる。 
  • 目新しさや物珍しさ以外の観点はあるのか。また、高価な(高度な)設備が必要な教育は先端的だが、見方を変えれば「exportabilityが低い」ことにならないのか? 
  • メディア単体の効果ではなく教授過程全体を捉える必要性。 
  • 実践事例の価値はどこにあるのか。ティーチングポートフォリオや授業学研究の方法論はどうあるべきか。また、研究と教育実践の両面を一度に高めることは可能か? 
そして、私自身が関与した具体的な事例紹介として以下の3つを紹介しました。(「教室外学習時間を増やすための仕組み」はe-learningやモバイル機器の利用など、いろいろ考えられますので、特に触れませんでした。)
この発表は私自身が企画している外国語教育工具開発研究会の方向性とも連動していますので、2013年6月22日に開催予定の告知用資料を参照しながら、特に冒頭でも述べた「開発者・原作者・実践者」の3つの役割についてふれ、開発者と実践者は評価されることがあるにしても、原作者(ICTツールを使ったらこんな事ができるんじゃないかと思っているけれども開発はできないという外国語教育関係者)も開発者とコラボすることでこれまでにない新しい学習支援ツール等を作っていくことはできるだろうし評価されるべき、ということについて話して終わりました。

うっかり時間配分を間違えて発表時間を超過して話してしまったこともあり、質疑応答では総合司会の北海学園大学の浦野研先生による1件のみしか質問をお受けできませんでした。ご質問の趣旨は「授業準備の効率化は意義のあることだと思う。あとは学習者の英語力向上も。この2つの切り口だけで、教育工具の評価はできるんじゃないかな。他の視点も必要?」(Twitterで書かれている内容)でした。とっさにきちんとお答えすることができなかったのですが、「授業準備の効率化」に関する研究を発表・報告しても「では、学生のスコアはどう伸びたのか?」という的外れな質問をされることがある、という点をお話ししました。これについては同意していただけたようです。

実際にはこれら2つの切り口以外にも発表中で触れたように「つまづきそうなところをそっと助ける仕組み」もあると思います。これについては上記リンク先のその先の資料の中で詳しく書いていますが、「外国語学習にイライラさせない、途中断念させない仕組み」も今後の外国語教育工学の中で重要になってくるのではないかと考えています。システム化するかどうかは別にしても、かゆいところに手が届く仕組みとでも言えるでしょうか。

でもこれはそう簡単には実現できないでしょうね。私自身、この研究テーマはライフワークの一つにしたいと考えています。

当日、ご来聴いただいた方々が私の発表中にTwitter上でいろいろつぶやいて下さいました。その中から一部のご意見を紹介します。
  • 複数のメディアを組み合わせて使う。 研究的妥当性と教育実践的妥当性の両立は可能? 
  • リサーチクエスチョンをどう立てるかという話につながりますね。 
  • 授業準備の「効率化」が要定義なのと、どういうプロセスを辿らせたり捨象したりしてるか…まとまりませんが、もうちょいある気がします。 
  • 教員の負担軽減 は大事!(で、学生の力が伸びたの?はまた別の話ですね。) 
  • そもそも何を目的として作っているのかという観点が大事なんじゃないのかな。 
今回の発表では副産物(?)として、Phrase Reading Worksheet作成ツールに関心を持って下さり、実際に授業でも使って下さる方が新たに見つかりました。ダウンロードサイトへの直リンクはこちらです。(上記のリンク先からもたどることができます。)開発者として大変有り難いことです!

2013年6月9日日曜日

2013.6.22(仮称)外国語教育工具開発研究会(外国語授業で使える教育工学ツール・教具開発者の会) 第2回研究会



お知らせ:今後の研究会のご案内は個人ブログではなく研究会の専用ページ http://fletdev.blogspot.jp を利用します。


ご案内がすっかり遅くなってしまいましたが、来る6月22日(土)に第2回 外国語教育工具開発研究会(外国語授業で使える教育工学ツール・教具開発者の会)(仮称)を開催いたします。(第1回は本年3月に開催しました)

会場は前回同様、大阪工業大学です。とりあえず私の研究室を予定していますが、参加人数が多ければ別のゼミ教室等を確保します。

日時 2013年6月22日(土) 14:00〜17:00
会場 大阪工業大学(大宮学舎)
参加費 無料

または以下の連絡手段もご利用いただけます。
メール: kamiya[at]ip.oit.ac.jp
Twitter:@kmyken1 (https://twitter.com/kmyken1)
Facebook: @kmyken1 (https://www.facebook.com/kmyken1)

当日のテーマ(時間は目安、途中休憩あり)
14:00〜
・新規参加者の自己紹介
・第1回研究会を振り返る
・新規参加者から第1回参加者への質問とディスカッション
15:00〜
・開発者によるショーケース形式での発表(第2弾)
・開発者による、こんなツールを作りたい!(新企画)
・原作者として、こんなツールがあったらいいな!(新企画)
・実践者として、ツールを使った授業を考えました!(新企画)
16:30〜
・夏以降の具体的な活動計画について

会場案内
大阪市旭区大宮5-16-1 大阪工業大学(大宮キャンパス)


バス利用の場合:大阪駅前から市バス34 号系統守口車庫前行き(赤2番のりば)
「中宮」(大阪工大前)まで約20分

下車後、高架に沿って左手に進むと徒歩2分ほどで正門前に出ます。正門をくぐって左の1号館の中央のエレベーターで10階へ、フロア中央に研究会場の神谷講師室があります。(会場変更の場合は事前にお知らせします)

その他の経路(上記アクセスマップをご利用ください)
地下鉄 千林大宮(谷町線)または太子橋今市(谷町線・今里筋線)から徒歩12分
京阪 千林から徒歩20分

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本研究会にご関心がおありの方は、第1回目のご案内の資料もご覧下さい。研究会の趣旨説明等も行っております。 http://kmyken1.blogspot.jp/2013/03/2013319.html 

なお、第1回研究会では以下のような議論がありました。(文中敬称略です。)

参加者:8名
神谷健一(大阪工業大学)後藤一章(摂南大学)森真幸(大阪大学)
木村修平(立命館大学)今尾康裕(大阪大学)田原憲和(立命館大学)
藤村敬次(株式会社国際コミュニケーション研究所)増村洋彰(株式会社リオス)

自己紹介と関連キーワード
神谷:ファイルメーカーによる開発
後藤:コーパスを使った情報抽出、コロケーション、テキスト処理
森:コンピュータグラフィックス、CALL、中国語学習用ツール
木村:ICTと英語教育を同時に
田原:ドイツ語教育用ツール
藤村:英語研修、アイデアを外部委託で
増村:パソコン教室や大学の情報処理システム、データベース、e-learning
今尾:言語テスト、Macのソフト開発、コンコーダンスソフト等の開発

神谷より趣旨説明と活動計画
・既存のシステムではなく何か新しいシステムを作りたい、「(既存のシステムで)授業実践して効果があった」にとどまらない研究
・新しい語学教育のモデルと開発者の横のつながりをつくる
・開発者、原作者、実践者
・授業実践者の普段の取り組みの中でエクスポートできるものはエクスポートする、教員のノウハウを共有するための条件整備の記述
・学習者支援型ツールと教員支援型ツール
・外国語教育でこういうニーズがあるんだけど、こういうツールって開発できないか?

参加者間の質疑応答・ディスカッションで扱われた話題
・CasualConcについて(今尾)
・ティーチングポートフォリオについて(木村・田原)
・授業で使うコンピュータソフトのあり方(後藤・神谷)
・語彙学習に特化したシステム(藤村)
・オンラインだがメンバー内で共有する仕組み(増村)
・教員のICT活用レベル(木村)
・実装前のモデルで止まってしまう研究、実用までの「今後の課題」が何十年もかかりそうな開発(神谷)
・CALL教室をこれからどうしていくか、BYODの考え方(森・木村)
・ネットアカデミーやシステムの効果(木村・森・増村)
・モバイルかPCか(藤村・今尾)
・モバイルアプリ開発の際に問題となる年齢制限(森)
・iOSかアンドロイドか(今尾)
・システムの互換性(木村・今尾)
・ユーザー認証の問題(森・木村)

開発者によるショーケース発表と関連ディスカッション
【今尾】
・論文を書く時の英語表現を探すためのコンコーダンスソフト CasualConc
・学習者コーパスの利用
・開発言語と処理速度
・教材作成の際の文字起こし支援ソフト
・統計ソフトRにGUIをつける

【森】
・ほうれん草ブタのCG、映像制御とオーサリングツール
・言語教育に特化したLMSのWebOCM/Web4u
・テキスト、音声、画像、動画による語彙情報が表示可能なマルチメディア辞書
・中国語辞書 tOCM Lite
・データは内部に置くか、外部に置くか

【木村】
・発信型英語教育とICT教育
・BYOD(Bring Your Own Device)による書斎、知的生産空間としてのパソコン
・教育支援ソフトの3つのレイヤー:現場フロントエンド用、中間利用、バックヤード用(プロ専用)
・フロントエンドとしてのTwitter
・スポ健ナビ、学生の英語プレゼンのアーカイブとポートフォリオ化
・バックヤード用ソフトとしてのLangDraw 3の開発と拡張
・MOOCの時代と小規模な動画利用教育

【田原・神谷】
・ドイツ語動詞変化形提示ツールの利用
・モバイルアプリへの応用
・7言語に対応した動詞変化形ツール
・4択問題作成ツールとデータの多目的利用
・試験問題の著作権について
・テスト理論と試験問題の公開
・シンプルなインターフェイス

【後藤】
・テキストに品詞情報をつけることができるGoTaggerについて
・細かすぎる品詞タグを教育用に応用するためには?学生目線、学校文法の観点からみた構文解析
・LangDraw 3とのコラボは可能か?

今後の展望
・メーリングリストを開設する?
・研究会の名前は?(保留)外国語教育ツール開発研究会?
・研究会の目的をはっきりさせてから名称も
・開発者目線で見た時の外国語教育改善のためのツールの方向性は?
・いま、ICTを活用した外国語教育工具の周辺には何があるのか?特に開発者の立場から